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書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

文字

「京」の記憶…

京版の「京」は、 「京に田舎あり」です。 京は京都の他、街・都会を指します。 人がいっぱいいて、賑やかな場所でも、ふと田舎のような、ほっとするようなところがある。 古い習慣も残っている。 そんなことを、例えています。 表ブログで、「黄金餅の思い…

「す」の記憶…

京版の「す」は、 「雀百まで踊り忘れぬ」です。 雀は年を取っても、飛び跳ねることを忘れないことから、 「幼い頃に身につけた習慣は忘れない、なかなか改まらない」って意味になります。 いい意味かと思いきや、悪い方で使うこともあるようですね。 僕も、…

「せ」の記憶…

京版の「せ」は、 「栴檀は 双葉より芳ばし」です。 栴檀(せんだん)は、主に伊豆以西で見られる高木で、早く成長します。 海辺などで見られるようです。 確かに栴檀にも、幹に弱い芳香があるんですが、このことわざでは本当は、「白檀(びゃくだん)」とい…

「も」の記憶…

京版の「も」は、 「餅は餅屋」です。 餅は専門店の餅屋さんのが、一番美味しいことから、何事も専門家に任せるのが良い、という意味になります。 僕の専門と言えば、SFA管理と、ExcelVBAかな。 両方とも仕事になっていますから、専門家と名乗ってもいいでし…

「ひ」の記憶…

京版の「ひ」は、 「瓢箪から駒が出る」です。 駒とは実は「馬」のことで、口の小さい瓢箪から、馬が出るなど、あり得ない話です。 なので、 「あり得ないことが起こる」って意味になります。 「ごちうさ」の「daydream cafe」では、あり得ないことが、あり…

「ゑ」の記憶…

京版の「ゑ」は、 「縁の下の舞」です。 いわゆる「縁の下の力持ち」のことで、人に見えないところで、人を支えるような努力をすること、または人、という意味ではありますが…。 実際に、モデルになった“舞”が、あるそうです。 陰暦2月22日、大阪・天王寺に…

「し」の記憶…

京版の「し」は、 「吝ん坊の柿の種」です。 「吝ん坊」は、ケチのこと。 「柿の種」は、これではなく… 本当の柿の実の種のことで、通常、何も役に立たないものを指します。 それをも惜しむって、相当なケチだね~って、罵って言う言葉です。 柿の種が、本当…

「み」の記憶…

京版の「み」は、 「身は身で通る裸ん坊」です。 「無一文になっても、体さえしっかりしていれば、生きていける」って意味になります。 実は調べると、もう一つ意味がありまして。 「貧富や賢さに差があっても、人は自分にふさわしい生き方をしていくものだ…

「め」の記憶…

京版の「め」は、 「盲の垣のぞき」です。 目が見えない人は、垣から中を覗くことができません。 やっても無駄なことを、たとえて言うそうです。 まぁ、今は情報が大量にありますから、やっても無駄なことは、 「初めからやらない」ってことができますね。 …

「ゆ」の記憶…

京版の「ゆ」は、 「幽霊の浜風」です。 幽霊が強い浜風に吹き飛ばされそうになっているさまで、 意味は「元気がないこと」だそうです。 周りで、元気のない人… 病み上がりの同僚は、まだ時短勤務だけど、そんなそぶりは見せてないですね。 Twitter浮上を停…

「き」の記憶…

京版の「き」は、 「鬼神に横道なし」です。 横道(おうどう)は、曲がったこと、邪なこと。 鬼神には横道、つまりそのようなことはないということを意味します。 でも、鬼神って、悪の印象では…? 実際には、高僧に殺される酒呑童子が、「鬼でも横道なしで…

「さ」の記憶…

京版の「さ」は、 「竿の先に鈴」です。 竿の先に鈴がツいていると、じゃらじゃらとやかましいですね。 このことから、「口数が多く、やかましいこと」のたとえだそうです。 今年に入って、swarmではコメントの数が、徐々に増えていった僕。 自分のに付くの…

「あ」の記憶…

京版の「あ」は、 「足元から鳥が立つ」です。 鳥、特に鳩などは、なるべく歩いて逃げようとし、「ムリ!」ってなったときに、いきなり飛び立ちますよね。 例えば、近づきすぎて、鳩が足下に来てしまったような場合です。 ものすごく、驚きますよね。 なので…

「て」の記憶…

京版の「て」は、 「寺から里へ」です。 本来、里から寺へ贈るものであるのに、寺から贈るなんてことは本末転倒!って意味だそうです。 ちなみに、里=檀家のことですから、まぁ確かにそうなんでしょうね。 ただ、ウチもどこの檀家でもないし、ちょっと縁遠…

「え」の記憶…

京版の「え」は、 「縁と月日」です。 正確には「縁と月日は末を待て」になります。 男女の縁、そして幸せな世の中は、待っていればそのうち訪れる、という意味になります。 人には、とにかく動きたがる人と、じっと待つ人にわけられるそうです。 僕はどちら…

「こ」の記憶…

京版の「こ」は、 「これに懲りよ道才坊」です。 「これに懲りて、もう二度とするな」を、調子よく言った言葉ですね。 「道才坊」とは当て字で、撮棒という、堅い木で作った武器に、罵りを表す“どう”を足したものだそうです。 僕の人生で、これに該当するこ…

「ふ」の記憶…

京版の「ふ」は、 「武士は食わねど高楊枝」です。 高楊枝。 武士は貧乏で食べるものがなくても、いかにも食べたようなふりをして、楊枝をシーシー。 要は、やせ我慢、見栄っ張りのことですが… それなりの地位や恪がある場合は、体面を気にして、こんなこと…

「け」の記憶…

京版の「け」は、 「下駄と焼き味噌」です。 味噌を板に付けて焼くと、下駄のように見えるそうです。 ただ、形は似ていても、実際には全く違ったもの。 そんな例えになります。 ただ、どちらかが良くてどちらかが悪いって例えじゃないようですね。 焼いた味…

「ま」の記憶…

京版の「ま」は、 「蒔かぬ種は生えぬ」です。 そう、植物は種をまいて、初めて成長し、実を結ぶわけです。 やりもしないことに、永久に結果なんて出ない、って例えですね。 郵便局のアルバイトの話は、さんざんしたから…。 swarmというアプリをやっています…

「や」の記憶…

京版の「や」は、 「闇夜に鉄砲」です。 闇夜で鉄砲の撃つのは、ゴルゴ13ならともかく、普通は狙いも定まらず、当たりもしないものです。 「狙いが定まっていないこと」、「当てずっぽうで、闇雲なこと」などを言います。 確かに、闇雲に撃っても当たること…

「く」の記憶…

京版の「く」は、 「臭い物に蝿がたかる」です。 食事中の方、すみません。 その通り、「悪いものには悪いものが集まる」という意味になります。 そういうもん、らしいですね。 一種の「類は友を呼ぶ」なんでしょうけど…。

「お」の記憶…

京版の「お」は、 「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」です。 小さな子であっても、負ぶわれれば川の全体が見えます。 負ぶわれた子の指示で、深みに入らず、安全に川を渡ることが出来る。 「時には年下や、経験の浅い者の教えが、役立つこともある」との意…

「の」の記憶…

京版の「の」は、 「鑿と言えば槌」です。 …読めない? 「のみといえばつち」ですよ。 削るヤツと、それを叩くヤツ。 ご存知の通り、この2つは両方揃って、初めて用をなすものです。 鑿を貸してくれと言われれば、機転の利く人、普段から鑿を使う人は、それ…

「ゐ」の記憶…

京版の「ゐ」は、 「鰯の頭も信心から」です。 “鰯”… 今は実は高級魚と言ってもいい魚ですが、ここでの「鰯の頭」は、取るに足らないつまらないもの、という意味で使われいます。 そんな“鰯の頭”でも、仮にこれを崇めるような宗教があったとしたら…。 「鰯の…

「う」の記憶…

京版の「う」は、 「氏より育ち」です。 家柄なんかよりも、どんな環境で、どんな育てられ方で育ったかの方が、人間形成に大きな影響を与えることを言う言葉です。 ウチに「氏」があるわけではないけど、同じ家で生まれ育ったのに、全然違った人間になるのは…

「む」の記憶…

京版の「む」は、 「昔取った杵柄」です。 杵柄とは、お餅をつく杵の、棒の部分のこと。 棒の先端に重い丸太が付いている、杵を振るうのは、実はかなりの技術、コツがいります。 でも、身体で覚えてしまえば、そう忘れるものではありません。 年を重ねても、…

「ら」の記憶…

京版の「ら」は、 「来年の事を言えば鬼が笑う」です。 一寸先は闇の、この世界。 ましては来年のことなど、とんと予想など付きません。 そんなことを論じるなどばかげたことで、鬼さえも笑うことから、「未来のことをのんきに論じる人を、からかって言う言…

「な」の記憶…

京版の「な」は、 「済す時の閻魔顔」です。 実は、前の句が省略されていまして。 「借る時の地蔵顔」が付きます。 “済す”とは、借りたお金を返すこと。 「返済」って言うでしょ? つまり、「お金を借りる時はにこにこ顔なのに、返す時は渋い顔をする」こと…

「ね」の記憶…

京版の「ね」は、 「猫に小判」です。 有名なことわざですから、皆さん意味はご存知でしょう。 反対のことわざは、「猫に鰹節」かな? 贈り物って、難しいですよね。 特に、親しくなればなるほど。 親しければ、たいてい思いつくものは、上げているわけで。 …

「つ」の記憶…

京版の「つ」は、 「月夜に釜を抜かれる」です。 釜を抜く、という表現は、今ではちょっとイメージしにくいですが、昔は竈の穴の中に落とし込んで使っていましたから、「釜を抜く」という表現が成立したようです。 表現が成立するのはいいですが… 要は、 「…