京版の「せ」は、
「栴檀は 双葉より芳ばし」です。
栴檀(せんだん)は、主に伊豆以西で見られる高木で、早く成長します。
海辺などで見られるようです。
確かに栴檀にも、幹に弱い芳香があるんですが、このことわざでは本当は、「白檀(びゃくだん)」という別の木を指すそうです。
白檀は半寄生の植物で、最初は自立しているものの、後に吸盤を使って宿主の根に寄生、成長します。
香りが高く、雌雄異株で栽培も困難とか。
インドのものが特に品質が良いとされ、インド政府は保護をしています。
この白檀、双葉の頃から芳香があると言われており、「優秀な人物は幼少の頃から違う」という意味で、「栴檀は双葉より芳し」が使われます。
小学生の頃、いかにも学者肌の子もいましたね。
野球やサッカーが得意な子もいました。
企画力があって、文化祭で活躍した子もいました。
彼らももしかしたら、そうだったのかもしれませんね。
同窓会に出れないので、確認できないのが残念ですが。
ただ一人確認できるのは…
西武ライオンズで、先発・抑えとして大活躍し、60勝以上挙げて、1億以上稼ぎだし、コーチとしても手腕を振るった人物。
「石井貴投手」
彼、僕の同級生なんですよ。
隣に座ったこともあります。
当時、野球を見る機会はあまりなかったんですが、あんまりキャーキャーしない割りには、存在感のある子でした。
ちょっと、オーラがあったかもしれません。
「双葉より芳し」だったかもしれませんね。