Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

文字

「そ」の記憶…

京版の「そ」は、 「袖すり合うも他生の縁」です。 「多少」じゃないですよ! そう、ほんの居合わせただけの人だったとしても、実は前世に因縁があって、必然的に出会っている、という考え方を、仏教ではします。 「他生」とは、仏教の輪廻思想における、前…

「れ」の記憶…

京版の「れ」は、 「連木で腹を切る」です。 連木って何でしょう? 主に西日本の言葉で、関東では馴染みがないですが… 「すりこぎ」のこと。 さすがに腹は切れませんな。 そう、「とても不可能なこと」をたとえるのに使うそうです。 竹光の方が、まだ切れる…

「た」の記憶…

京版の「た」は、 「立て板に水」です。 弁が達者なことを表す言葉で、立てた板にかけられ、流れ落ちる水にたとえています。 ただしゃべくるだけでは、この言葉を満たしません。 ちゃんと論理的に、意味のある有用な情報を、それこそ流れるように喋らなけれ…

「よ」の記憶…

京版の「よ」は、 「夜目遠目笠の内」です。 暗い夜や、遠くてぼんやりしている状態では、ものがはっきり見えず、よく見えません。 そういう状態の方が、男性から見て、女性はより美しく見える、とのたとえです。 男って生き物は、見えなきゃ見えないで、い…

「か」の記憶…

京版の「か」は、 「蛙の面に水」です。 水の生き物、カエルの顔に水を掛けても、シャアシャアとしていることから、どんな仕打ちをされても平気な顔をしていることをいいます。 …「本当に掛けたら、逃げるでしょ!?」は、置いといて… どう解釈しますかね? …

「わ」の記憶…

京版の「わ」は、 「笑う門には福来たる」です。 ここでの“門”はゲートではなく、家族とか一族とかって意味になるそうです。 笑い、そこまで行かなくても、笑顔の絶えない家庭には、それだけで福が舞い込む、てな意味だそうです。 職場だって、笑顔が絶えな…

「を」の記憶…

京版の「を」は、 「鬼も十八」です。 鬼みたいな!器量であっても、十八の年頃の娘なら、少しはよくみえる、てな意味だそうですが… 今使ったら、間違いなく張り倒されますな…。 そのうち、「鬼のような!?」嫁になるとしても… やっぱり、張り倒される?

「る」の記憶…

京版の「る」は、 「類をもって集まる」です。 似た性格な者が集まりやすい、というわけですね。 新年会(オフ会)の募集は、まだ続けていますが、やっぱりおんなじような人が集まりますね。 そもそも、位置情報SNS「swarm」という括りで募集してますから。 …

「ぬ」の記憶…

京版の「ぬ」は、 「糠に釘」です。 糠とは… 米を精米した時に出る、外皮のことです。 味としてはよくないので、食用にはしませんが、油を絞ることが出来、栄養価も高いので、糠漬けという形で間接的に食します。 ただ、もちろん、硬いものではありません。 …

「り」の記憶…

京版の「り」は、 「綸言汗のごとし」です。 綸言は「りんげん」と読みますが、これ、「中国の皇帝の言葉」のこと。 皇帝は神格化されていましたから、皇帝が発した言葉が何であろうと、臣下が訂正など出来なかったわけです。 時には皇帝自身も、失言したな…

「ち」の記憶…

京版の「ち」は、 「地獄の沙汰も金次第」です。 ※「ぢごく」と読ませるそうです。 地獄のお裁きも、金でなんとでもなる?ことから、金の力さえあれば、どうにでもなることをいいます。 …その対極を、生きてますが。。。 金の力なんて、無縁です。 でも、子供の…

「と」の記憶…

京版の「と」は、 「豆腐に鎹」です。 いくら意見しても、手応えもなく、効果がないことを例えて言います。 「鎹」は「かすがい」と言って、材木をつなぐための、コの字形の釘のことです。 子供が夫婦間を取り持つことを、「子は鎹」なんて言いますが、親が“…

「へ」の記憶…

京版の「へ」は、 「下手の長談義」です。 要は、まとまりのない話のことです。 …まででやめとけば、このことわざにはならないんですが、下手な人ほど、話はまとまりを欠き、ただ長いだけの話になりがちです。 僕も、得意と言えるパソコンやExcel関係は、簡…

「ほ」の記憶…

京版の「ほ」は、 「仏の顔も三度」です。 正確には、「…撫づれば腹立つる」と続きます。 たとえ仏様であろうと、三度も撫でられれば、腹も立てるって意味のことわざになります。 つまり、四回目はないわけですよ。 基本、撫でるのは目下に対して行う行為で…

「に」の記憶…

京版の「に」は、 「二階から目薬」です。 物事が上手く行かない、回りくどくてもどかしいことを表しますが… 何も2階へ上がらなくったって、目薬差すのは難しい! 僕は特に下手くそで! この前なんて、13打数2安打、打率.154! 散々たる成績ながら、効いたみ…

「は」の記憶…

京版の「は」は、 「針の穴から天を覗く」です。 そう、針の穴のような見識をもって、広く世界を見た“つもり”になって、あれこれ勝手に推測することを言うそうです。 …う~む。。。 まさしく、僕の3本のブログを、言い表した言葉のようです。 文献も定かでなく…

「ろ」の記憶…

京版の「ろ」は、 「論語読みの論語知らず」です。 表面上は理解できても、実際に実行に移せないことのたとえだそうです。 いくら論語を読んで理解しても、それを実行しなければ、意味がない。 頭の痛い、たとえです。 僕は… そもそも、論語を読んでないから…

「い」の記憶…

京版の「い」は、 「一寸先は闇」です。 世の中、怖いですよね。 信頼を崩すのなんて、一瞬ですもん。 事故や事件、マズい対応、ちょっとした行き違い…。 僕だって、明日にはこの世から消えてるかも知れませんよ。 でも、そうしたことが起こるかも知れないと…

いろはがるたの記憶…

さて、裏ブログで進んでいる「背番号の記憶…」が、かなり終盤まで来ました。 写真の要らないシリーズとして、数を稼ぐにはうってつけのシリーズではあるんですが、何か後を継ぐシリーズがないかと、考えてみたところ… 「いろはがるた」をやろう! これだった…

「ン」の記憶…

最後の文字、「ン」は、さすがに鉄道記号にはなさげです。 「ん」が日本語に登場したのは、他の仮名よりずっと後の、室町時代だそうです。 百人一首にも、「ん」は一字もないそうですね。 逆に、すごい気がしますが。 江戸時代の頃はあったでしょうが、町火…

「ヲ」の記憶…

「ヲ」なんて、ないと思ったでしょ!? 実は秩父鉄道に存在します。 ヲキ100形。 ホッパー車のようですね。 こちらは「ヲキフ100」形 今は乗務しないそうですが、乗務員室があります。 秩父と言えば、セメント。 いずれも35t積みの、セメント(石灰石)専用…

「ワ」の記憶…

貨車、有蓋車に付きます。 「ワゴン」の「ワ」なんですが… 米英では「wagon=無蓋車」なんですよね。 何で取り違えたんだろう… それでも、濡れては困る一般貨物用に、全国で使われました。 積載量別に、ワ、ワム、ワラ、ワサ、ワキと、すべての区分の貨車が…

「ロ」の記憶…

「イロハ」の「ロ」。 当時の二等車、繰り上がって一等車を経て、現在のグリーン車の記号です。 三等級制の頃は、青帯が巻かれていました。 この車両は寝台車ですから、二等寝台車「ロネ」ですね。 現在はA寝台車が「ロネ」ですが、もう残りがわずかになりま…

「レ」の記憶…

貨車に付く記号です。 冷蔵車。 主に鮮魚などを運ぶ車両です。 冷蔵車にも色々ありまして、一番強力なのは、冷蔵装置を積んでる車両ですが、日本では確か、実用化されなかったんじゃないかな? 給電(燃料供給)の問題もありますしね。 多かったのは、「氷槽…

「ル」の記憶…

事業用車、配給車に付きます。 車両基地と車両工場などを行き来して、部品などを「クバル」の「ル」だそうです。 絵はなくて恐縮ですが、頭は通勤電車、胴体は無蓋車っていでたちが多いようです。 架線は工場の中にはない場合もあるので、先頭ギリギリのとこ…

「リ」の記憶…

このシリーズも、あとわずかになってきました。 「リ」は土、正確には砂利を運搬する車両です。 「ジャリ」のリで、いいようですね。 今はバラスト(線路際の石)はホッパー車を使いますが、その前はこの土運車を使ったようです。 荷台を左右に傾けて、一気…

「ラ」の記憶…

「ラ」は貨車の積載量を表す記号です。 17~19t積みの貨車に付きました。 干し草専用?「ワラ」とか、 虎キチ専用??「トラ」とか、 怒れる荷主専用???「コラ」とか、ありました。 2軸なんで、14~16t積みの「ム」級の貨車とあまり変わりませんが、並べ…

「ヨ」の記憶…

以前、「緩急車」を扱いました。 ブレーキのある車両です。 kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp 「フ」は、客を乗せたり貨物を積んだりした上で、ブレーキも装備した車両ですが、中には客も貨物も一切乗せず、詰め所とブレーキのみって車両もありました。 …

「ユ」の記憶…

ちょっと上手く撮れずに絵が悪いですが… 郵便車です。 「ユウビン」の「ユ」です。 能登中島駅に保存されている、オユ10形ですね。 全国的にはクモユニだったり、キユニだったりが、活躍していました。 今は郵便はトラック便、遠い場合は飛行機も使いますが…

「ヤ」の記憶…

「ヤ」の付く車両には、乗れません。 営業用ではなく、事業用の車両だからです。 つまり、客や貨物を積むのではなく、鉄道を運営するのに必要な、業務・作業などをするための車両です。 由来は役務(この場合はヤクム)の「ヤ」 「ヤクショ」説もあります。 …