京版の「め」は、
「盲の垣のぞき」です。
目が見えない人は、垣から中を覗くことができません。
やっても無駄なことを、たとえて言うそうです。
まぁ、今は情報が大量にありますから、やっても無駄なことは、
「初めからやらない」ってことができますね。
確かに失敗はしないんだけど、偉人伝などを読むと、結構そういうことをしてたりします。
このたとえの通り、100%無理なら、避けるべきでしょうが、人生には例え勝算が薄くても、やらなければならない時が、あるように思います。
もちろん、その時はいい結果が出なくても、後から思い返すと、つながっていたり。
今でこそ、ExcelやVBAに関しては、概ねマスターしており、できるかできないかの見通しも、大体出せるようになってきています。
でも、最初の頃はそんなことできないから、どうしても行き当たりばったりになりがちで。
ある課長代理の依頼は、完成はさせましたが、結局使ってもらえませんでした。
使う方が、結局対応できなかったんです。
せっかく作ったのに、苦い経験でしたが、実はある程度、予想されたことではありました。
そう、使い手に合ったプログラムを作らないと、使ってもらえないっていうのは、大きな経験だったのです。
今の資料作成ツールも、利用者の支店長クラスが使うインターフェースは、普通のExcelと何ら変わらず、マクロも載せていません。
裏でファイルを開いて、集計するってアイディアも、あの経験がなかったら、出てこなかったかもしれません。
ことわざを覆すようですが、経験が浅いうちは、0%に近い成功率の課題でも、挑戦する価値があるし、結果的にそうなっても、悲観することはないと思います。
得られる経験は、大きいと思いますから。
ただ、ある程度成熟した人なら、0%の成功率の仕事は、避けるべきでしょうね。
このクラスになると、ただの時間の無駄に、なってしまいます。