ちょっと上手く撮れずに絵が悪いですが…
郵便車です。
「ユウビン」の「ユ」です。
能登中島駅に保存されている、オユ10形ですね。
全国的にはクモユニだったり、キユニだったりが、活躍していました。
今は郵便はトラック便、遠い場合は飛行機も使いますが、当時は全国的に道路網が整備されていたわけではありませんので、郵便の取扱も鉄道を使っていました。
郵便番号は、実は鉄道輸送を前提に振られています。
今は7桁ですが、当時は3桁か5桁。
上位2桁で地域を、次の3桁目は大きな郵便局に割り当てられましたが、3桁目が“9”の場合は、鉄道郵便局員を指し、郵便車で区分をしながら、駅で積み卸しをしていたのです。
昔アルバイトをしていた、松本市を含む中南信地域は、39地域と言われましたが、399の枝番は01から96まで、びっしり埋まっていましたよ。
鉄道郵便局員の方は、さぞや大変だったでしょうね。
ちなみに、郵便車内で区分をする便を「取扱便」、既に区分されたものを輸送するだけの便は、「護送便」と言ったそうです。
なかなか、物騒な呼び方だったようです…。