京版の「れ」は、
「連木で腹を切る」です。
連木って何でしょう?
主に西日本の言葉で、関東では馴染みがないですが…
「すりこぎ」のこと。
さすがに腹は切れませんな。
そう、「とても不可能なこと」をたとえるのに使うそうです。
竹光の方が、まだ切れるかも?!
連木はすりこぎのことですが、すりこぎはもちろん、粒状のものをすりつぶすための棒ですね。
これが、下級の僧の蔑称にも使われるそうです。
どうも「味噌を擦るから」だそうな。
みそ汁そのものも、表すそうですよ。
こうやって、言葉は不可能なことでも何でも、無限に表現してくれますね。
それが言葉の良さでもあり、時には「怖さ」でも、あるのですよね。