今はあんまり言いませんが、かつてはTwitterの「リツイート」を、「RT」と略していましたね。
「ReTweet」です。
誰かの記事が気に入って(そうでない場合もありますが)、それを自分のフォロワーさんに流し、拡散することを言います。
機能的には、「自分の知っているネットワークから得た情報を、自分のネットワーク内に流す」行為になりますが、似たような役割をするのが、「Router(ルーター)」。
ネットワーク機器ですね。
今はルーターまで設定を入れなくても、ネットサーフィンは楽しめますが、かつては素人でも、マニュアル片手に設定した機器でした。
ルーターは、別のIPネットワーク(Internet Protocol)との、橋渡しをするのが役目です。
通常のホストは、自分のネットワーク、わかりやすく言うと「LAN(Local Area Network)」内であれ、直接通信できますが、その外へは直接は、通信できません。
経路情報を、持っていないのです。
外のネットワークの機器、Webサーバーなどと通信が必要な時は、「デフォルトゲートウェイ」というルーターに、中継を依頼します。
ルーターは、他のネットワークの情報や、この宛先が来たら、上位のこのルーターに問い合わせる、という情報を持っているので、直接または他のルーターと協力して、ルートを切り拓くことが出来るわけです。
逆に、外のネットワークから通信が来たら、それを受けて、自分のネットワークに中継します。
通信は、お互いやり取りして成立しますから、送受信を両方中継して、通信の仲立ちをするわけです。
似てるでしょ?
「リツイート」に。
しかも…
奇しくも、ルーターの略称も、「RT」を使います。
偶然なら、出来すぎてますよね!