2023/5/2。
こんな騒動があって。
僕がいないうちに、見知らぬ人が訪ねてきて。
「AirPods Proを落としたが、それがウチにあるから、探させてほしい」と言ってきたらしい。
スマホの地図を見せられて、地図上のウチに丸ついていたらしく、「ここにあるから」と。
何でも、AirPods Proには、落とした時に、その場所がiPhoneに表示される機能があるらしいんですよね。
それが、ウチの真ん中を示しているらしく。
両親は、わけがわからないと、拒否したそうなんですが、「ひょっとして、僕が拾って、警察へ届ける前に、ウチにおいてあるんじゃないか?」という疑いがあるとかで。
僕が帰ってくるなり、「早く出せ、連絡しろ!」と。
混乱しましたよ?
僕も、わけわからないし!!
なかなか連絡しない僕に、両親は少々じれていましたが…
そもそも、
「僕はiPhoneユーザーではない」んですよ!
この「AirPods Pro」が聞き覚えがあったのは、たまたま会社で、iPhoneユーザーが話をしていたのを、聞いていたから。
機能も用途も何にも知らないので、まずは調べるしかないわけですよね?
まず、それを理解させるのに、十数分かかりました…。
まぁ、見知らぬ人に探されろと言われて、びっくりしたのはわかりますけどね…
いろいろ調べて…
まず、「AirPods Pro」は、イヤホンですね。
基本、iPhone用なので、Androidユーザーの僕が持っていても、仕方がない機器です。
それに、僕の習慣として…
「落ちているものは、拾わない」んです。
なぜなら、落とし主が、探しに来るかもしれないから。
場所的に、車とかに潰されそうなら、寄せますが、拾うことはまずありません。
で、その「なくした場所を特定する機能」ですが、どうやら「ペアリングした機器と、最後に通信が成立した場所」が、表示されるらしいです。
ただし、AirPods Pro自身には、GPS(Global Positioning System)の通信機能はなく、最後に通信が成立した地点での、iPhone側のGPS情報が、記録されるらしいです。
なので、ウチの近くで通信が途絶えたわけことは、多分間違いないでしょう。
確かに、ウチの近くで落とした可能性はあり、ウチの家族がウチの前で拾って、ウチの中に入れた可能性なら、あり得るんですが、近所の方なので、ウチの前で「電源を切った」「電池が切れた」という可能性も、あるんですよね。
なので、必ずウチにあるという証明にはなりません。
地図だって、割り出した位置情報から住所を割り出して、その建物の中央に表示しただけでしょうからね。
AirPods Proには、「自身の」正確な位置情報を取得する機能は、ないですから。
ただ、その人がウチに入って調べたかったのは、そのBluetoothのペアリング機能を使って、探したかったんでしょうね。
探索モードという機能があるそうで、そのモードでペアリングが成立すれば、音が出るそう。
その音を頼りに、物理的に探すことが出来ますから。
Bluetoothって、意外と長距離の通信も可能です。
自宅でも、トイレに移動しても、パソコンとイヤホンは、通信が切れませんしね。
まぁ、これも微妙ですよね。
入ってもらって、探査して音が出なければ、ウチにはない証明にはなりそうですが、逆にこれを口実にウチに入って、悪さをされることも考えられますから。
結構、怖い決断ですし、スマホに詳しくないと、OKは出せないと思います。
結局、その人に電話をすることになりました。
伝えたのは、
・僕はAndroidユーザーで、AirPods Proのことを知らず、持っていても意味がないこと
・道に落ちているものを、拾う習慣がないこと
とりあえず、それで終わりましたが…
向こうも反撃に来るかどうか、ドキドキでしたよ。
「隠してる」と思い込んで、訴えられる可能性もありましたからね。
確かに、イヤホンってなくしやすい機器で、しかもかなりの値段がするようですから、後から情報を辿って、探せる機能はいい機能だとは思いますが、地図上の家の中を指し示すように表示されるのは、スマートとは言えませんね。
実際、拾ったものを家に持ち込む可能性って、そんなに高くはないと思うんですが、「スマホの地図が、家の中を指し示してる!」と、家に上がり込む口実にされかねないですからね。
実際、両親はスマホ持ちとは言え、サービスの仕組みなんか全然知らず、連想も効かない人ですから、見知らぬ人にスマホの地図を見せられて、「イヤホンを隠し持ってるだろ?」みたいな言われ方をしたのは、相当驚き、動揺したようです。
記事は1回にしますが、この後数日、このことは家族内で蒸し返され、議論もされて、お互い嫌な思いをすることになりましたからね。