今、かかってる曲。
たまに出てくる、昔の艦隊ゲーム「フリートコマンダーⅡ」の、エンディングテーマです。
MSX用だったので、知らない人が多いと思います。
(MicroSoft eX:昔のゲームパソコン)
「フリートコマンダーⅡ」は、日米の太平洋戦争を模した、シミュレーションゲーム。
水雷戦、航空戦を中心として、再現したゲームです。
当時としては、アニメーションがふんだんに使われていて、かなり迫力のあるゲームでした。
史実にも、かなり忠実だったようですよ。
音楽も、重々しい、臨戦感あふれるものでしたし、大砲の音は専用チップのサンプリングで、非常に迫力がありました。
キャンペーンがあり、相手を全滅、撃退して、進めていきます。
最終戦で勝ち、相手を降伏に追い込むと、エンディングです。
エンディングの映像…
絵は、戦艦ですね。
洋上です。
最初は夕方。
大きな夕陽が、艦の向こうに沈んでいきます。
日が沈むと共に、暗くなっていって…
一面の星空が現れます。
そんなに大きな動きはない映像ですが、星や波のちらつき具合で、動きを表現していますね。
最後は、流れ星も落ちたりして…
エンディングです。
このゲームの副題は、「黄昏の艦隊」です。
もちろん、エンディングミュージックもあります。
曲調は、戦勝の高揚感から、ちょっと息をついて…
今までの激しい戦いを、思い出として振り返る感じ。
疲労感・脱力感の中にも、充実感を感じさせます。
そして、空が暗くなると…
「さぁ、一緒に日本へ帰ろう!」って感じさせるような感じで、終わります。
帰りを待つ家族、両親、恋人の顔が、目に浮かぶようです。
特に気に入ってるエンディングですね。
後にゲーム機を取り寄せて、わざわざ録音・録画したぐらいですから。
音源はFM音源(Frequency Modulation)もありましたが、僕はPSG(Programmable Sound Generator)の方が、遙かに好きでしたね。
たった3音、それも音色が一定の、いわゆる矩形波だけで奏でるんですが、ギスギスした戦場を描くには、かえってフィットしたと思います。