「ガタン、ゴトン… ガタン、ゴトン…」
列車が、レールのつなぎ目、ジョイント部分を通る音です。
多分、最初に意識したのは、幼稚園の頃でしょうね。
新田駅は当時は高架ではなく、踏切がありましたから。
音を聴いてると、停車列車と通過列車で、違うんですよね。
リズムが、全然違います。
今でも、優等列車が通過するのは、耳に覚えがありますね。
常に「6両」のリズム、なんですよ。
当時はDRCの「きぬ」「けごん」、「りょうもう」、そして準急なんかも、確か6連だったと思います。
次は綾瀬市ですが、ここは駅から遠く、ジョイント音で一番印象があるのは、小田急ロマンスカー。
最寄りの海老名駅は直線で、上りは坂を下りて、加速してくるので、迫力ありましたね~!
「ダダン、ダダン、ダダン、ダダン、…!!」
リズムが違うのは、当時のロマンスカーが、連接車という特殊な車両だったからです。
今は海老名駅もロングレールになり、音が響かなくなってしまったのは、ちょっと残念ですが…。
鹿児島では、帖佐駅が最寄りでしたが、そもそも日豊本線に近く、家でも鉄道のジョイント音が聞こえる環境でした。
通る車両も、豊富ですしね~!
電車では455系が主で、時折、485系の「にちりん」が、通過していきます。
気動車はエンジンを掛けてきますから、また違った趣があります。
停まる時は、機関制動です。
駅に近く、Y字のポイントで上下を振り分ける駅でしたから、ジョイント間隔が短く、ちょっと複雑な、特徴的な音がしましたね。
そんな中でも、「実は電車よりも気動車の方が、わずかに車長が長い」ことに、経験的に気づいていたり。
音のタイミングが、微妙に違うんですよ。
時折、レール運搬のモーターカーが来たり、客車急行もありました。
毎日が、楽しかったですね。
帖佐ー鹿児島間も、長く通ううちに、ジョイント音を覚えたりね。
ここでは、片っぽずつの特殊な音がするとか、ここでは立体交差があるので、ちょっと音が変わるとか。
それは、後の小田原ー真鶴間でも、そうなりましたね。
まぁ、鉄道がそんなに好きじゃない人にとっては、ジョイント音なんて、うるさいだけなんでしょうけどね。
住宅近くを中心に、今は多くがロングレールになり、静かになっていってるんですが…
ちょっぴり寂しい気も、したりするのです…。