横川駅到着です。
かつては軽井沢への峠越えとして、重要な役割を果たした駅ですが、今はその頃に比べると、規模は縮小されています。
それでも、「碓氷峠鉄道文化むら」ありますしね。
訪れる人は、少なくありません。
駅を出ると、すぐに溝があります。
蓋がしてあるんですが…
わかります?
これ、ラックレールなんですよ。
「アプト式」の。
EF63が協調運転をする前、66.7‰という旧坂を上るために、歯車式の機関車を使って、列車はここを上り下りしていました。
その時、機関車の歯車を受け止めるのが、このラックレール。
薄いレールを何枚も束ねて、使っていたようです。
ちなみに、機関車の他に、この車両もラックレールを使いました。
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
専用の緩急車が、あったんですよ。
その後、碓氷峠はEF63による粘着運転になったため、不要となったラックレールを、こんなところに再利用したんですね。
知る人ぞ知る。
なかなか、鉄道ファンをくすぐること、するじゃないですか~♪