小田急の駅にあります。
今はホーム長が長くなったため、概ね全編成が終点まで行きますが、かつては途中駅で切り離しや連結が、頻繁にある路線でした。
この「分割案内板」は、編成のどこで切り離すかを示した案内板です。
並ぶ位置によって、行き先が違ったり、種別が変わったり、中には江ノ島線にも入ったりするので、乗客にとっても重要な目印だったわけです。
今はAしかありませんが、かつてはA~Eまであったそうです。
僕のいた時代は、Cまであった記憶があります。
ちなみに、現在のAは、前6両、後ろ4両の場合。
いずれも、大型の20m車の場合ですね。
かつては18m車もいましたから、いろんな組み合わせがあったわけです。
Bは前4両、後ろ6両の場合。
箱根登山線直通が、18m4連の2400形だった場合かな?
物心ついた頃には、この組み合わせは既になかったと思います。
Cは前4連、後ろ4連だったかな?
そう言えば、昔の4000形は機器が古く、他形式とは併結出来ませんでしたね。
運用上はネックだったかも知れません。
D,Eは、みたことがありません。
そう、かつての小田急は、分割併結が、当たり前のように行われてきました。
新宿から相模大野までの限られた路線容量を有効に使い、多方面に電車を運転するのには、分割併合は有効な手段だったのです。
運転士さんも手慣れたもので、旗振りもなく、一人で連結して、ちゃんと引っ張って試して、連結完了!
鮮やかでしたね~♪
今は、30000形EXEとか、60000形MSEとか、特急のみですね。
一般車の場合は、路線の需要が伸び、切り離した4連では対応出来なくなり、事実上、使い道がなくなりました。
途中増解結にしても、遠くまで乗る人が増え、解結する理由もなくなったそうです。
各線の混雑から、4連でも特急なら、着席出来るという需要が生まれたようですしね。
特急には自動幌があって、連結後に自動でつながります。
幌が射出され、反対側から台座が出てきて、ガッシャーン!!と。
これも、見事ですよ♪