「キ」も複数あり、気動車、貨車、職用車で、意味が異なります。
今回は「気動車」で使われる「キ」です。
かつてはガソリン車も、試験用のガスタービン車もありましたが、今はほぼ、ディーゼルカーです。
変わり種として、JR東日本のハイブリッド気動車は「キ」ではなく、「HB」をつけるそうです。
気動車は比較的地方の運用が多く、気動車特急や、かつては気動車急行もありましたが、短編成が多く、数はそれほど多くありません。
気動車急行は、すべてが同じ終着になる列車の方が少なく、大抵は行き先別のユニットを併結して、途中で別れて運転する方が多かったようです。
種別を問わず、短編成運用や、分割併合、増解結の運用が多いのです。
なので車両は大多数がエンジンを積み、運転台も少なくとも片側にはあるものが、ほとんど。
中には両方に運転台を持ち、1両で走れるものも少なくありません。
この、「キハ52」のように。
たとえ片運転台でも、気動車として編成を構成する車両には、「キハ」「キロ」などが付きます。
エンジンも、運転台もある、という意味になります。
エンジンはないが、運転台はあると「キク」、エンジンも運転台もないと、「キサ」になります。
とは言え、自走できない車両の組み替えは、他の車両に移動を頼むわけで、効率的とは言えず、稀な存在だったようです。
特急のグリーン車や食堂車には、「キサロ」、「キサシ」はあったようですね。
慣れない人、鉄道ファンじゃない人にとっては、気動車のエンジン音は、かなりうるさいですしね。
グリーン車には出来たら、エンジンは置きたくないでしょう。
食堂車には調理用の設備やスペースが、必要なのでしょうね。
僕が乗るのはほとんど電車ですが、気動車も好きで、機会があれば乗ります。
力行(変速)-力行(直結)-惰走-制動-停止と、音にリズムがあっていいですね。
電車にもありますが、気動車の方が、よりはっきりしています。
臭いも、しますしね♪