旧、IH調理器です。
新築時からありますから、もう16年です。
普通に使えては、いるんですが…
こんな所に、キズが。
天板じゃないんですよ。
裏のフィルム?が、剥がれたらしくて。
このままでも、使えるんでしょうが、加熱部分なので…
何かあると、嫌ですから、交換することになりました。
IH調理器は、「Induction Heating」の略で、直訳すると、「誘導加熱器」です。
誘導電流を使いますね。
コイルに電流を流すと、磁力線が発生します。
これが天板を突き抜け、鍋にあたると、渦電流に変化、鍋自体が抵抗となるため、熱(ジュール熱)が発生する、という原理だそうです。
だから、鍋が抵抗器として、磁力線を受け止めて、熱を発生するものでないと、鍋は温まりません。
よく聞くIH不適な鍋としては、銅とアルミがありますね。
どちらも電気は通しますが、電気抵抗が少ないので、熱を発生しにくいです。
土鍋は、逆に電気を通さないので、熱を出す作用が起きません。
ただし、中に金属を埋め込んであるものは、使えたりしますね。
あと、形も重要で、中華鍋などの丸形の鍋は、IHには不向きです。
あくまで、天板に密着した辺りの距離で、磁力線が作用するためです。
なるべく、底の広い鍋がいいですね。
さて、エンジニアさんが、古いモジュールを外したところ…
!!
結構、汚れるんですね。
天板の下に染みこんだ汚れは、こんな機会でないと、取れません。
お掃除タイムと、化しました。
マイナスドライバーを持ってきて、洗浄液で浸しながら、汚れを削り落とす!
その下は収納庫になっていたので、鍋をごっそり避難させることになりました…
掃除が終わって…
グレーのIHが、姿を見せました。
機能的には、今までとほぼ一緒。
僕や父が使う「湯沸かしモード」も、あるようですよ。
炙り用のラジエントヒーターが、なくなっていますが、実際の所、ほとんど使うことはないんですよね。
電源を消すと「消費電気料金」なんてのが、表示されたり。
巨匠は意識して、使うのかな?
ありがとうございました。
巨匠が、また腕をふるってくれることでしょう。