今週のお題「お弁当」
湯河原郵便局員時代。
町の中心部から、辺境の自宅まで、自転車で往復する生活を送っていました。
その途中、バス停だと「吉浜温泉場」辺りに、新しくお弁当屋さんが、オープンしたんです。
とは言え、店は簡素。
しかも、近くに別のお弁当屋さんがある、という立地でした。
売り子さんも、一見ちょっと怖そうな、おばちゃんでしたしね。
でも、結構通ったんです。
味は、確かだったから。
おばちゃんも、実は見かけによらず、気さくでいい方だったんです。
しばらくして…
元からあった弁当屋さんは、店を閉めてしまいました。
おばちゃんの、味と愛想の勝利!!だったわけですね。
飾り立てることは、いくらでも出来ます。
でもやっぱり、本質的な所まで見通す人は、ちゃんといるんです。
やっぱり、最後は実力がものを言う。
真の力を磨く大切さを、教えられた一件でした。