この画像。
九段下駅です。
中央に、細いタイルがあるでしょ。
実はここに、壁があったんです。
片方が、都営新宿線の新宿方面。
確か、今はなきロケタッチ(位置情報SNS)にも、スポットがありました。
当初、この区間は営団(当時)、都営線が一体となって、工事がされました。
同一のトンネルを、分け合う形です。
東京の混み合う地下を、共同で工事を行い、効率的に完成させたわけですね。
でも運用となると、別会社ですので、当初は壁があって、行き来出来ないようになっていました。
階段を上って、改札を通って、また階段を降りる必要があったんですね。
それを、「不便だから取っ払え!」っていった、副知事(のち知事)さんがいらっしゃいましてね。
「バカの壁」なんていわれ、話題になりました。
実際、自動改札やきっぷの磁気・IC化などで、改札を通さなくても運賃計算が可能、と言うことで、実現したんでしょう。
もっとも、逆方向に向かう新宿方面・押上方面を、同一ホームで乗り換える乗客がいるかどうかは、未知数ですけどね。
都知事さんとしては、東京メトロと都営地下鉄を一体化したかったようですから、その象徴だったのかも知れませんね。
今は、一体化の機運としては沈静化していますが、両者の協議は継続しているようですよ。