僕らが子供の頃は、戦隊もののブームでした。
いわゆる「ゴレンジャー」シリーズです。
勧善懲悪の、わかりやすいストーリーに、ヒーローもわかりやすく。
リーダーが赤、クールな青(黑もいた)、食いしん坊な?黄色、紅一点の桃、癒やしの??緑と、だいたい役割が決まっていて。
僕らは一心に応援しました。
時には、黄色も女性だったり、謎の戦士がいた話も、ありました。
テーマ的にも、隠しテーマ??があって。
世界の都市だったり、トランプだったり。
武器が新体操の用具だったものも、あったと思います。
そのころ、流行ったのかな?
まずは5人(3人)の戦隊のチームワークで、一度敵をやっつける。
すると、仕掛けで敵が巨大化(ロボットを呼んで乗り込むのもあったかな?)
大きくなった敵は、傍若無人に破壊しまくる!
それに対応して、味方もロボットを呼び、一対一の決戦!ってのが、定番でした。
戦いは互角。
ロボット同士も格闘しますが、両者の攻撃が命中すると、操縦室がクローズアップされ、がガタガタ揺れたり、操作盤が火を噴いたり(!!)
なかなか危機感ある、演出です。
で、機を見て、必殺技!
ある作品で、その口火を切るのが、タイトルの「ダイナミック・ジャンプ!」
それまで、一進一退を表現するBGMは、危機感、緊迫感を煽るような曲に変わります。
旋律のない、効果音的なBGMです。
ロボット、空高くジャンプ!
必殺技の体勢に!!
敵が驚くようなシーンが、挿入されたり!
技が発動されて、敵に向かっていくと、BGMが切り替わります。
曲に旋律がつき、それはまさに、一心に進んでいくような、勇ましい曲!
攻撃が命中する頃になると、旋律が変更され、勝利を確信させるような曲になります。
ほんのちょっと、旋律をいじるだけなのに、曲の印象が大きく変わります。
今はもちろん、ソースなんかありませんが(探せばあるのかな?)、脳内で再生しても、「上手いな~♪」って思います。
実はこの作品、必殺技名も、作品名さえも、覚えてないんです。
でも、必殺技の流れの、一連の演出や、曲の使い方が、非常に上手くて!
それだけで、40年近くも、記憶と印象にとどめられているんですよ。