ドラゴンクエストの話。
2,3,4と続くうちに、仲間が増え、パーティを組んでの冒険になりました。
アイテムも、それぞれが持つように、なっていきました。
そうすると、メンバー間で、アイテムをやり取りする機能がつきました。
勇者から、魔法使いへ
僧侶から、戦士へ、
…
でも、選択肢をよく見ると、
「戦士から、戦士へ」と、同じ人を指定することが出来るんですよね。
普通なら「同じ人は指定できません」などと、エラーっぽいメッセージを出すところですが…
ドラゴンクエストでは、
「戦士は、○○をもちかえた」
上手い表現使いましたね~!
確かに、これなら渡し手も受け手も、戦士。
システムもプレイヤーも、何も間違っていません。
本来なら、受け手の戦士はグレーアウトするなどの処理をして、そもそも選択出来ないようになっているべきでしょうね。
今のゲームなら、みんなそうです。
でも、当時は処理が難しかったか、作るとメモリーを食ったんでしょう。
そこで、エニックスはこんなメッセージにしたんでしょうね。
これだったら、メッセージを1つ追加するだけで済みます。
でも、きっと何より…
「プレーヤーに間違いなんか指摘して、楽しい雰囲気を壊す」ことを、嫌ったんじゃないかって、思います。
それが、こんな遊び心たっぷりなメッセージを、生んだんじゃないかな?
他にも、死んだ仲間に道具を渡そうとすると、
「○○をそっとひつぎにいれた」でした。
あぁ死んじゃってたんだな…って、ちょっとしんみりしたり。
「きっと復活させるから!」って、決意したりね!
こんな、マジメな中にも細かい配慮があったのが、エニックスは好きでしたね~♪
ちなみに…
どの回かは忘れましたが、名前を変更する神官ってのがいて、メンバーの名前を変えられるんですが…
なんと、道具を入れる「ふくろ」も、名前を変えることが出来たり!
しかも、「なかなかかわいいところがあるのぉ~♪」なんて、褒められたり!?
で、「ふくろ」の名前を変えることが出来るんですが…
…確か、「ミミック」って名前を、つけたと思います。。。