「ソーシャルディスタンス(Social Distance)」
「社会的な、距離を取れ!」
コロナウィルス対策で、声高に叫ばれてる言葉です。
こんなご時世に、恐縮ですが…
いや、否定なんて、しません。
疫学的には、「疫病にかかった者を隔離する」のは、当然のことです。
ただ、この言葉、実は社会学では、もう一つ意味があって。
「ある者、またはグループを、意図的に排除すること」
すごく、差別的な臭いがしません?
「村八分」みたいな。
要は、
「かかった人は、悪者!」
「出掛ける人は、悪者!」
「営業する店は、悪者!」
として、みんなで排除してません?
物理的だけでなく、精神的にも。
確かに、辞書には言葉の意味は併記されてるし、サイトによっては、混同すべきでない記載もあります。
でも、知らず知らずに両者は混用され、追及、監視が過度に行われて…
結果、とても辛い、息苦しい、生きにくい社会を、助長してはいないか?
なので、この「ソーシャルディスタンス」って言葉には、早くから違和感があったんです。
実際、疫学的な意味でも、患者が少数で、隔離で封じ込められる規模まで、だと思う。
既に多くの人が感染した今は、もはや、社会学的な意味を付加してまで、「ソーシャルディスタンス」って言葉を使うのは、どうかと思うんです。
悲しみ、苦しみ、恨みを、みんなで増長することになるから。
離れるのは、「物理的な」距離だけでいい。
ならば、
「Physical Distance」で、いいのではないか?
「フィジカルディスタンス」
今の世の中は、たとえ離れていても、「SNS(Social Network Service)」などで、交流も出来るし、話を聞き、分かり合うことだって出来る。
社会的なソーシャルディスタンスは、むしろ縮めたって、いいって思うんです。
そうやって調べていくと…
「WHOでも、同じことを考えてる人がいた!」
その人たちは、「Social Distance」に置き換えて、「Physical Distance」を使い始めていると言います。
ちょっと、うれしかったですね♪