㊙ブログにも書いた内容で、恐縮です…
実はこれ、晴れて処分することにしまして。
何が入ってるかって?
「ロープ」です。
耐荷重は、確か150kg!
僕の体重でも切れない!ものすごく強いヤツ。
これで、首をくくるつもりでした。
これを買ったのは、もう十数年前。
まだまだ、うつ病が治りきらない頃。
2回目の自殺を、企図していました。
2回目ですから、この時は用意周到に、準備しました。
別途書きますが、手段も慎重に検討して。
場所も、決めてました。
首つりは成功率が高いものの、最大の失敗原因は、
「発見されること」
ただ失敗なら、まだいいです。
中途半端に締まっている時に発見されると、脳にダメージが残った上で、生き延びる危険?があります。
そうなると、自殺はおろか、好きなことも、身の回りのことまで、出来なくなってしまいます。
最悪の、失敗です。
なので、発見されにくい場所を探して、下見しました。
場所は、もちろん明かしませんが。
ちなみに、結果は…
スタートラインにも立てず。
ベットから動くことさえ、出来ませんでした。
「自殺って、僕にはとっても、難しい!!」
思い知ったわけですが、その時にこのセットを捨てなかったのには、ちゃんと理由がありまして。
「心の支えになる」って、思ったから。
「どうしても辛くなったら、これを使えばいい」って…
どうせ出来ないけど、ワンクッションになるから…
いろんな経験をしました。
楽しいことも、辛いことも。
そんな数々の経験の中で、一つの答え。
「人が怯え、惑い、絶望するのは、どんな時か?」
「取るべき道が、何もなくなった時」なんです。
自殺なんて、どうしようもない、最悪の道かもしれない。
それでも、全く道がない恐怖よりは、遙かにマシなんです。
そう、自殺なんて、どうしようもない道だったって、最後の手段として存在するだけで、何とか理性を保っていられる。
そういう意味で、その後、随分僕を救ってくれたんです。
決定的な悪い状況に、陥らなくて済んだ…。
とっても、大きかったんですよ。
でも今は…
医者に10年通って、薬で自分をコントロールできるようになった。
リワークデイケアに通い、病気の知識を得、コミュニケーションを再構築して、交流力に自信を得られた。
再び仕事を見つけ、居場所を確立して、生活の糧と、自分の存在意義を得ることが出来た。
いろいろな趣味に出会い、楽しみと安らぎ、そして、悪い一点に集中する意識を、分散することが出来るようになった。
多方面にたくさんの交友関係が出来て、日々刺激を受け、楽しい日々を送ることが出来るようになった。
そろそろ、このセットの役割は終わりかな、って思ったんです。
実は、今日4月9日は、燃えるゴミの日。
感謝の思いを込めて、納めようって思います。
「いままで、ありがとう…」