今年の「RedBull AirRace Chiba 2017」は、室屋選手2連覇という、最高の結果で幕を下ろしました♪
みんなで、祝福しました!
写真も、ずいぶん撮りました。
青緑色のが、室屋選手!
「チームFALKEN」のカラーリングです♪
これらの写真には、ある共通点がありまして。
実は…、
予選、決勝の時の写真は、この中には1枚もないのです。
実際、ブログとかSNS用に、ほんの数枚、撮っただけ。
あとはすべて、公式練習の写真です。
何故かって?
「もったいないから」
このレースのすごい所は、何と言っても「三次元の動き」。
パイロットによって、軌道はみんな違うし、状況によっても飛び方が変わります。
カメラを構えてしまうと、飛行機の周りしか、見えなくなってしまいます。
しかも、二次元でしか見えない。
カメラはあくまで、平面なのです…。
これって、すっごくもったいないと、思いません?
せっかくお金を出して、「三次元のレース」を見に来たんですから。
まぁ、決勝に近づけば、自分も応援したいとか、立ったり身を乗り出したり、グッズ振ったりする人が増えるとか、他の理由もありますが、やっぱり一番は、レースを楽しみたいから。
“三次元仕様”の肉眼で飛行機を追いながら、残されたスモークの軌跡を追いながら、大小のターンに目を見張りながら、もちろん手には汗を握りながら…。
実はこんなエピソードが、ありました。
去年のエアレース、決勝。
この時は、決勝もガンガン撮影するつもりでした。
しかしなんと、カメラが故障して、ピントが全く合わない!!
ほとんど、まともな写真は残りませんでした。
その点については不満だったけど、この際と、レースを見ることに専念したんです。
そしたら…、
飛行機は、パイロットは、皆、生き生きと飛んでいた。
カメラで隠れてしまうはずの空間が見え、動きを共有できた。
より大きく、飛行機を捉えることが出来たんです。
そう、これこそが、僕の見たいもの。
お金を払う価値のあるシーン、だったのです。
だから、去年は写真は撮れなかったけど、満足感は結構ありました。
今年も幕張で開催と言うことで、僕は密かに作戦を立てました。
2回ある練習フライトでは、思いっきり撮ろう。
その代わり、予選や決勝、選手が全力を出し切る場面では、カメラは最小限。
しっかり、フライトを見ようと。
作戦は、大成功でした。
写真は、まだ周りが盛り上がらないセッションだったので、ある程度自由に撮れました。
だんだん、コツを覚えてきてね。
縦ターンから降りてくるところをズームで狙ったり、横ターンで流れるところを切り取ったり。
決勝は写真はないけど、動画もないけど、空中を飛ぶ飛行機の動きを、しっかりと見ることができました。
派手な縦ターン、横ターンもいいけど、いたところから一番近かったのが、シケインを抜けた後のS字ターン。
各機は細かい動きを見せながら、ちゃんと宙に浮いて!セッションをクリアして行く姿は、「やっぱり飛行機だなぁ…」と思ったものです。
…一応、本戦の室屋さんも、撮りましたけどね。。
準決勝のを1枚。
トリミングしてあるけど、僕としてはこれで十分です。
この後、レースは神懸かり的な展開に!
ハラハラドキドキしながら、フライトを鑑賞、最後には「室屋さん優勝!」って、大きなプレゼントが待っていました♪
最高!でしたね。
これほどの大会、これほどのイベントは、ないですよ。
満足感いっぱいの、大会になりました♪
来年。
また千葉に来るのかも、僕が千葉に行けるかもわからないけど、機会があればまた行って、楽しい時を味わいたいですね!