エラー番号68。
フロッピーディスクに何らかの書き込みを行おうとしたとき、ディスクが書き込み禁止になっていると、このエラーが出ます。
今でこそ、ファイルのアイコンを右クリックして「プロパティ」を開いて、「読み取り専用」にチェックを入れれば、書き込みが出来なく出来ますが、昔のメディアは何らかの、「物理的な」措置が必要でした。
3.5インチフロッピーディスクは、ディスク右下のスイッチを動かして、四角い窓を開けました。
窓が開いてると、書き込み命令を受け付けません。
窓を閉めれば、また書き込みが出来ました。
市販ソフトなんかでは、最初っから穴が開いた状態になっているものもありました。
中にはディスクをデータスペースに使う場合もあったので、全てではありませんが。
古い5インチ(5.25インチ)ディスクでは、専用の凹みをシールで覆うと、書き込み禁止として動作したそうです。
さらに古い8インチディスクに至っては、自分でディスクのジャケットに、ハサミなどで切り欠きを入れなければならなかったらしい!
ディスク本体を傷つけないよう、細心の注意が必要だったでしょう。
カセットテープの方が、一般的かな?
上部の爪を折ると、録音できなくなりましたね。
また録音したくなったら、セロテープで穴を塞いでね。
アナログな時代でした。
ディスクはデジタルですが、装置はアナログの延長だったり。
でも、それはそれで、何とかなったんですよね。