先ほどの「秘密」の話じゃないですが…
Excelは、各シートを表示したり、非表示にしたり出来ます。
非表示にする目的は、主に改変の防止です。
設計上、各シートへの参照や、重要な数式が含まれる、制御用のシートを作ることがあります。
これって、数式で固められていますから、誰にも変えられたくない部分です。
でも、表示しておくと、ユーザーの操作で、重要な部分が書き換わってしまうこともありますし、そもそも操作上、ユーザーには無用な場合もありますから、非表示にするわけです。
ただし、非表示シートは、ユーザーの操作で、表示することが出来ます。
シート上で右クリックして、「再表示」を選べばいいですね。
それを不可能にすることが、VBA(Visual Basic for Application)では可能です。
そのキーワード、というか、シートの表示状態を司る、Visibleプロパティに設定する定数が、「xlSheetVeryHidden」なんですよ。
これをセットすると、そのシートは非表示になる上、再表示の候補にも出てこなくなります。
なので、ユーザーは存在すら、気づきません。
「秘密にすることそのものを、秘匿!」でしょ?
まぁ、デバッグにも支障するので、あまり使いませんけどね。
しかも最近、この属性を悪用して、完全秘匿な悪徳マクロシートを生成するウィルスがいるとかで。
今後この定数がどうなるか、何とも言えなくなってきましたね。