この日は、重要な会議の資料を作ります。
元ファイルは4つあって、それからデータを転写しますが、基本、手作業です。
まぁ、マクロにしてもいいんですが、いくつか問題点があって。
まず、「案件名を適当な空きスペースに書く」部分があるんです。
マクロって、ピシッと決まった場所に書くのは得意なんですが、「どこでもいいよ」には、実はあまり強くないんです。
もちろん、上からスペースを検知して、転写することは可能ですが、意外と手間がかかり、しかも見栄えやバランスまで考慮することは、なかなか難しいです。
同じ感じで、「推測値を入れる」欄もあります。
これも、前年の傾向や今年前月までの傾向を使い、さらに経験を加味して、値を決定します。
これも、マクロで不可能ではないですが、たったいくつかの数値の計算に、膨大な処理が必要になるので、自分で考えて、記入した方が速いです。
マクロではどうせ完結しないし、手作業もそれほど複雑なことをやるわけではないので、手作業の方が結果的には速くて、使用に耐えうる作表が出来るんですよ。
なお、4つある元資料は、定型的なリストを作成するので、マクロが使えます。
リストにするには、大量のデータを処理しますから、マクロに向いてます。
マクロと手作業。
手作業は、どんどん自動化するものと思われがちですが、実は両者とも、得手不得手があります。
基本をどちらかにするわけですが、マクロで作っても、一部手作業のパートを入れたり、手作業の仕込み部分にマクロを使ったり、使い分けられると、かなり強いと思いますよ!