ちょっと、今の話を。
4/28です。
若い人と、交流があります。
今年就職した人も、異動になった人もいますけど、そろそろ疲弊してくる頃。
人間関係が合わないと思うのは、実は五月病より早い、この時期です。
ある人は、3年目で異動4回。
別に本人に問題があるわけではなく、会社の方針とかで。
でも、4回は多過ぎますよね。
これまで5回も、人間関係再構築を強いられたわけですから。
確かに、多くのつながりを持たせ、多くの仕事を経験させる意図はあるんでしょうが、平均半年では、ちょっと慣れたらすぐ異動。
これでは、仕事も人間関係も、定着しないと思いますけどね。
一方、今年入った人は…
職場で、孤立している人も。
話を聞くと、すごく雰囲気が悪いそうで。
とてもフレンドリーとは言えないみたい。
まぁ、職場なんで、和気藹々と言うわけにはいきませんが、それでも四六時中緊張して、不安におののくような雰囲気では、いい仕事は出来ません。
しかも、陰口が飛び交う職場らしく。
ちょっと、僕もいたくはありませんね…。
もちろん、間接的に他人の話をしているそうですが、新人の耳にも入るのは、わかっているはず。
…よくないんですよ。
陰口は余計な先入観を生むし、自分もされてやしないかと、不安にもなります。
しかも、それに相槌を打たれると、陰口が合法になってしまう。
僕も経験した、あの職場に似ています。
みんな陰湿で、雰囲気も悪く。
教育係は、変人として有名な人でした。
しかも、OJT(Office Job Training)が、まるでなってない。
話を聞く限り。
何も知らない新人に、ただ淡々と、やり方を1回だけ教え、あとは放置。
そんなんで、上手くいくはずもなく、間違えば罵声。
これでは萎縮してしまうし、その作業の目的がわからなければ、系統立てて仕事を覚えられません。
正直、「教育」とは、言えないレベルですね。
多分、その職場は久しく、新人を受け入れていなかったんでしょうね。
ウチの職場でも、新人(異動)を受け入れた部がありますが、みんな熱っぽく語ってますよ。
ちょっと鬱陶しいかも知れませんが、それぐらいでいいのかも知れません。
正直、教えるのは「別の技術」。
自分が出来たって、それを上手く伝えられるかどうかは、全く別の問題なんです。
そもそも、手順が整理されてなければ、教わる方は混乱します。
やる順番すら、わからないから。
つまずくポイントだって、ありますよね。
そこは強調してあげる必要もあります。
もちろん、マニュアルだって、必要です。
いつもついていられるわけでは、ありませんからね。
仕事が出来る人に、敢えて教育係をやらせるのは、教えることで、曖昧だったり、勘に頼ったりする知識を、整理させる意味があるから。
そういう所は、他の人にはわからないから、質問もされるし、つまずくこともある。
それを受けて、わかりやすく説明するように努力すれば、知識は整理、共有されていきます。
教育係にとっても、会社にとっても、有益なんですよ。
でも、その人は社内の手続きにも、苦労しているようです。
職場での過ごし方、仕事の進め方も、あまり教えられてないとなると、そもそも新人を受け入れる体制が、出来てないんだと思います?
まぁ、一つ同情するとすれば、新しい人が入ってきたのは、久しぶりなんじゃないかな?
異動も含めて。
だから、誰もどう対応していいか、わからない。
…入ってきた人は、たまったもんじゃないですけどね。
その会社での経験がない、新人の場合は、なおさらです。
でも、多いんだと思いますよ。
人を受け入れたことがない職場って。
よく、「今の若者は、すぐ辞める」なんて、陰口を叩く人がいますが、多くはこういう事情なんじゃないか?
だとすれば、とても若者を責められないと思いますよ。
人口減の影響ていえば、それまでですが、貴重な若い人材です。
環境が原因で、潰してしまうほど、日本に余裕はないはずですよ。
ちょっと、考えればいいんですよね。
逆に入る立場なら、どうしてほしいか?
僕も含め、先輩たちはよく考えるべきだと思います。