湯葉が、添えられました。
豆乳を煮た時の、上澄みですね。
湯葉が食卓に上ると、こんな逸話が、必ず話題になります。
もう、20年以上前。
僕がまだ、一人暮らしをしていた頃の、両親の話。
この頃、巨匠(母)は、湯葉が結構、好きで。
「湯葉料理、食べたい~♪」なんて、言っていたそうです。
一方、父は行きたい所があって。
「日光」!
歴史、好きですからね~♪
なんか、歴史系の展示会が、あったそうですよ。
でも、基本は一人では、行きたくない人。
なんとか、巨匠を巻き込もうと思って…
「湯葉料理、食べさせてやる!」
むしろ世界史派ですし、日本史なんか、そんなに好きじゃない、巨匠。
渋々、OKしたそうです。
車で、日光へ。
実は、巨匠は車での遠出も、あんまり好きじゃなくて。
なんで、「渋々…」だったわけです。
展覧会には、無事行けたそうで。
父、満足♪
で、巨匠の満足は…
父、そんなに細かく調べていく人じゃない。
行き当たりばったりで、店があると思ったらしいです。
ところが、現地は道も狭く、渋滞もあって、思うように行かず…
結局時間がなくなり、湯葉料理は幻と消え…
実は、さらに続きが…
帰り、今度は腹が減った、父。
空腹を、我慢できない人なんです。
やむにやまれず、高速のサービスエリアで、ラーメンを。
それが…
「むちゃくちゃ、マズかった…(巨匠)」
巨匠としては…、
「行きたくもないところへ付き合わされ、しかもご褒美はもらえず、帰ってマズいものを、食べさせられた…」
後々の語り草には、なったようです…