(敬称略)
クライマックスシリーズ、第2戦。
ホークスはアドバンテージを含んで、王手をかけて臨みます。
ホームで後攻め、しかも引き分けでもいいって、かなり有利な条件でした。
コロナ禍の影響とは言え、たった一つ負けると後がないのは、ロッテにはかなり厳しい。
それだけに、ロッテが“勝てた”第1戦を落としたのは、ものすごく大きかったですね。
それでも、ロッテは若き主砲・安田のホームランなどで、3点先取。
いい感じで滑り出しましたが、早くも2回に、中村晃に打たれてしまったのは、かなり勢いを止められましたね。
本当ならむしろ、早いうちに追加点が欲しかったはずですから。
初回は打たれた東浜も、2回以降は立ち直り。
身体が万全でない中、よく投げたと思います。
ロッテが攻め倦ねるうちに、中村晃にもう1本ツーラン!
やっぱりこの男は、持ってますね!
本当の勝負所で、ちゃんと答を出します!
しかも、ロッテ全体が動揺する中、松田がさらに続いてみせた!
この1本が、大きかったですね。
お祭り男!ですから。
ここでも、「ロッテは首脳陣を含めて、マウンドに誰も声をかけに行かなかったよね」って、指摘する方がいました。
野球はみんなでするスポーツ。
意外と、こういう所が、重要だったりするんでしょうね。
あと、「ロッテよりもホークスの方が、何倍も『勝ちたかった』」って、指摘する人もいましたね。
特に、デスパイネのサードゴロ。
当たり自体は何でもない当たりだったんで、サード安田は待って捕って、余裕を持って一塁へ送球。
ところが!デスパイネの足が勝り、内野安打!!
全力で、走っていたんです!!
巨体を揺すって、一心不乱で!!
ホークスは、こういうチームなんですね。
勝つためには、何事にも手を抜かない。
どうしたら勝てるかを、常にみんなが考えてるチーム。
そうであれば、1戦目の牧原の、ショート前ツーベースも、納得なプレーなわけです。
昨日は音なしだった周東にも、タイムリースリーベースが出ましたしね。
ブルペン陣にも一通り登板機会があって、日本シリーズに向けて、着々と準備が進んでいるように見えます。
最後は満塁まで攻められましたが、森が締めましたね。
ホークス、日本シリーズ進出です!
今年は胴上げもないし、多分祝勝会もない。
そんな中でも、選手たちはきっと、次を見据えて準備してるんでしょうね。
でも、巨人は強いですよ。
今年は何より、「守りを鍛えてきたチーム」ですからね。
ちょっとやそっとでは、崩れないでしょう。
去年のような4タテには、とてもなりそうにない。
いい勝負が、期待出来そうです!