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「リニモ」・しりとりの記憶・31…

リニモ

名古屋の人には、おなじみかな?

 

愛知万博愛・地球博」で、運行されました。

乗ったことはないですが、切手シートが残っていましてね♪
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正確には「愛知高速鉄道東部丘陵線」といいます。

藤が丘は、名古屋市交通局(地下鉄)東山線の、終点ですね。
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リニモカード付き。

当時は磁気式のプリペイドカードが、まだまだ主流でした。

 

リニモ」の名の通り…

リニアモーター方式です。

 

リニアモーター自体は、大江戸線もそうですね。

意味としては、「リニア=直線的」なんですよ。

大江戸線の場合は、モーターの中の、磁石製の内枠「界磁」が、モーター自体ではなくて、軌道にある方式になっています。

つまり、モーターを切り開いて、レールに敷き詰め、その上を回転部分が転がるイメージなんです。

車両自体は小さく出来ますが、回転子は残り、レールは必要になります。

 

でも、この「リニモ」は、「浮上式リニアモーター方式」

車両側にも回転部分はなく、車両側、軌道側とも電磁石。

極性を揃えて、浮かせてあります。

そして、極性を瞬時に変えて、吸引力を使って、車両を前に進めます。

 

昔の子供雑誌に出ていた、夢の鉄道!

リニアモーターカーです。

 

まぁ、このリニモには、そんなにスピードを出す必要がないのですが、仕組みとしては、時速500kmぐらいのスピードが出せます。

今の電車も、新幹線では時速300kmで走れますが、これ以上スピードが上がると、パンタグラフが空気抵抗に耐えられないってネックと、車輪の回転が上がりすぎると、レールとの摩擦力(グリップ)が確保出来ないっていう、限界がありまして。

 

この「浮上式リニアモーター方式」だと、車輪の摩擦は必要ありませんし、そもそも車両側に動力を持つ必要がないので、パンタグラフで集電する必要も、ありません。

技術的には、さらなる高速化が、可能なんです。

 

ただ、電磁石で、車両を浮かせなきゃいけませんよね。

トンクラスの、重い車両です。

 

車両を浮かせるぐらいの、強い電磁石にするためは、磁性体を極限まで冷やして、超伝導状態にする必要があったのが、長らくネックでした。

実現したとしても、非常に強い磁場を維持するため、果たして人体に影響がないのか?

 

いろんな課題があり、少しずつ解決しつつ、実験と建設が繰り返されています。

 

 

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