リニモ。
名古屋の人には、おなじみかな?
乗ったことはないですが、切手シートが残っていましてね♪
リニモカード付き。
当時は磁気式のプリペイドカードが、まだまだ主流でした。
「リニモ」の名の通り…
リニアモーター方式です。
意味としては、「リニア=直線的」なんですよ。
大江戸線の場合は、モーターの中の、磁石製の内枠「界磁」が、モーター自体ではなくて、軌道にある方式になっています。
つまり、モーターを切り開いて、レールに敷き詰め、その上を回転部分が転がるイメージなんです。
車両自体は小さく出来ますが、回転子は残り、レールは必要になります。
車両側にも回転部分はなく、車両側、軌道側とも電磁石。
極性を揃えて、浮かせてあります。
そして、極性を瞬時に変えて、吸引力を使って、車両を前に進めます。
昔の子供雑誌に出ていた、夢の鉄道!
リニアモーターカーです。
まぁ、このリニモには、そんなにスピードを出す必要がないのですが、仕組みとしては、時速500kmぐらいのスピードが出せます。
今の電車も、新幹線では時速300kmで走れますが、これ以上スピードが上がると、パンタグラフが空気抵抗に耐えられないってネックと、車輪の回転が上がりすぎると、レールとの摩擦力(グリップ)が確保出来ないっていう、限界がありまして。
この「浮上式リニアモーター方式」だと、車輪の摩擦は必要ありませんし、そもそも車両側に動力を持つ必要がないので、パンタグラフで集電する必要も、ありません。
技術的には、さらなる高速化が、可能なんです。
ただ、電磁石で、車両を浮かせなきゃいけませんよね。
トンクラスの、重い車両です。
車両を浮かせるぐらいの、強い電磁石にするためは、磁性体を極限まで冷やして、超伝導状態にする必要があったのが、長らくネックでした。
実現したとしても、非常に強い磁場を維持するため、果たして人体に影響がないのか?
いろんな課題があり、少しずつ解決しつつ、実験と建設が繰り返されています。
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