Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

お酒デビュー…

今週のお題「二十歳」

 

今年49のおじさんですが…

実は一昨年から、二十歳前後の若い友達に恵まれ、シャロSさん、埼玉のCさん、新潟のSさんの、3人と仲良くさせてもらっています。

しかも、3人が二十歳を迎える頃も、既に交友関係がありました。

 

つまり、お酒デビューに立ち会っているんです。

 

このうち、シャロSさんはお酒が強く、僕とは対等に飲みます。

ビールだけじゃなく、焼酎や泡盛とも、互角に渡り合いますね。

確か、二十歳の誕生日は、コメントぐらいはやりとりしたかな?

でも、家系的にもお酒に強いらしく、自信を持ってお酒デビューしてましたね。

 

埼玉のCさんは、僕がお酒デビューをさせました。

聞いたら、大学でもサークルでも、今はほとんど、飲酒機会はないそう。

いろいろ、厳しい時代になりましたからね~

 

たしかに、このご時世では、僕が大学の先輩でも、後輩を連れて飲みには、連れていかないかも知れません。

リスクが、大きすぎるから。

そもそも、年齢と学年は一致しないですから、1年から飲める人もいれば、2年も終盤にならないと、飲めない人もいます。

募集時点で、結構面倒くさいんです。

その上、上手く会を制御しないと、酔い潰れでもしたら、飲ませた方が、大変なダメージになります。

 

ただ…

彼らは、こう考えています。

「お酒は怖いものだけど、仕事をする以上、避けては通れないもの」

お父さんが飲んで帰ってくるのを、知ってますからね。

「仕事の~」なんて言い訳を聞けば、仕事と関連付けて、認識するでしょう。

 

実際、会社に入れば、歓迎会で飲まされるでしょうしね。

なので、かなりの恐怖感、焦燥感を持っているんです。

 

Cさんとは、誕生日前でも、結構会う機会があり、食事も一緒にしたことがありました。

でも、Cさんの誕生日までは、Cさんの前では、お酒を飲みませんでした。

間違いがあると、大変なことになりますから。

 

Cさんの誕生日が過ぎ。

LINEで、飲んでみれば~と水を向けても、のらりくらり。

家族でも、飲む機会がないそうで。

 

ある会で。

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お酒、写ってるでしょ。

Cさんに断って、ビールを飲むことにしたんです。

そしたら、大将が気を回して、グラスを2つくれて。

「飲んでみる?」

 

カンパーイ!

ビールだったので、ほろ苦かったらしいですよ。

飲んだのは、グラスに1/4ぐらいでした。

 

ちょっと、興奮してたようなので、しばらく歩いて。

その時はしっかりしてたんですが…

 

翌日、「頭が痛い…」

弱いらしいですね。

「後から来るね~」と、Cさん。

まぁ、何事も経験です。

 

Cさんとは今も仲良しで、一緒に食事したり、オフ会にも呼んだりします。

でも、お酒はあくまで、任意。

僕自身、無理に酒を強いても、何も楽しくないので、彼に任せています。

レモンサワーなんかは飲みやすいようで、よく頼んでますね。

(飲みやすいだけに、量には気をつけないといけないんですが…)

 

新潟のSさんも、僕がお酒デビューさせました。

埼玉のCさんと共に、新潟まで会いに行きましたね~♪

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com

 

朝から会ってて、いろいろ話して。

最初は硬かったけど、喫茶店で2人に話してもらったのをきっかけに、一気に盛り上がって!

かなりノリノリの、いい雰囲気で、居酒屋に入りました♪

 

Sさんも、二十歳の誕生日からは随分経っていたんですが…

結局、お酒を飲むことなく、この会へ。

僕も何度か、促すようなコメントしたんですが、やっぱり機会がないと、お酒なんか飲まないらしくて。

薄々は気づいてたけど、未経験の事実は直前に知ったので、お酒デビュー戦との認識は頭に入れて、会に臨みました。

 

カンパーイ!

Cさんは弱いので、ちびりちびりですが、Sさんは結構、お酒に興味持ってたみたいで。

ここで僕、一計!

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日本酒!

他にも、サワーとかハイボールとか、焼酎も!

僕が、頼みます。

そしてそれを、ほんのちょっとだけ味見してもらったんです。

 

お酒について、いろいろ語りながら。

ハイボールウイスキーを炭酸で割ったもので、飲みやすいけど、ウイスキーの風味が独特だよ」

「日本酒とかワインは醸造系で、美味しいけど悪酔いしやすい」

「焼酎は蒸留酒で、悪酔いはしにくいけど、度数が高いから、水割りとかでね」

 

2人とも、興味深く聞いてくれましたよ。

僕自身、ウイスキーはストレートでも飲めるし、度数の高いお酒もロックでしか飲まないほど、酒は強く、好きですが、この会ではそれが、十分役に立ちましたね♪

 

Sさんは会場から遠い所にお住まいなので、敢えて僕も、同じ市に宿を取って。

送りがてら、一緒に帰りました。

既に別れたCさんにはない、ITという共通点もあったので、個別に話したかったんですが、もし飲み過ぎた時の、介添えも兼ねてね。

どんなに楽しい会でも、無事に家に帰り着かないと、会は台無しになってしまいます。

 

その後のSさんは、時たまお酒を飲んでいるようですね。

専門学校生のSさんは、就職が決まっていて、先日、採用先の会社の忘年会に、呼んでもらったそう。

たくさん話が聞けて、いい会に出来たって、教えてくれました。

僕のお酒デビュー、少しは役に立ったかな?

 

 

こうして、2人のお酒デビューを執り行った僕ですが、思いとしては、

「僕が若い頃、お酒デビューをさせてくれた、先輩への恩返し」なんですよね。

 

大学入学当時、僕はお酒を極端に怖がり、飲めないものとして振る舞っていました。

飲みもしないのに。

でも、先輩たちのおかげで、僕はお酒が飲めるようになり、いろんな知識も覚えて、今に至ります。

でも実は、サークルを途中で辞めてしまったので、後輩のお酒デビュー、司ってないんですよね。

そう、先輩の恩を、返してなかった!

 

多くの大学生にとって、今は「安全にお酒デビューが出来る環境」が、失われているんです。

教官も先輩も、そんな危険は犯しませんからね。

中には、一滴もお酒を飲まずに、大学を卒業してしまう人も、いるかも知れません。

 

でも、仕事をする以上、サラリーマンでも自営業でも、お酒の付き合いは避けて通れません。

この時、お酒の知識や経験がないと、大きな失敗をしやすい。

失敗が大きくなりやすいんです。

代償が人生レベルで、非常に高くつく可能性さえ、あります。

 

一方、大学時代、それも最終学年とかでなければ、失敗が人生の致命傷になる可能性は、低い。

むしろ、1回や2回、失敗を経験しておいた方が、いいぐらいです。

 

お酒を飲んだらどうなるか、どの酒をどれくらいまでなら、安全に家に帰れる自分を保てるか。

ある程度は身体で経験して、体得しておく必要が、あると思うんです。

体質的にお酒を飲めないにしても、やっぱり飲めるかどうか試すぐらいはしておかないと、無理強いされた時に断れなくなります。

例えば、「ちょっとでも飲むと、心臓ドキドキ!動悸バクバク!!」って経験を話すことで、周囲を納得させ、警告を発することが出来ます。

無理に飲まされる危険を、回避できるわけです。

 

 

二十歳にはいろんな意味がありますが、

「お酒との付き合いを始める歳」でもあります。

その第一歩を演出できたのは、僕にとっても感慨深いイベントでしたよ。