小倉から門司港までは、811系と813系の、併結編成が来ました。
選ぶ楽しみ♪
813系は昨日乗ったので、今日は811系にしました。
少々鈍い音で、モーターが出力を上げていきます。
811系は交流専用車ですが、回しているのは直流直巻電動機。
要は、交流で受けた電気を直流に変換して、直流用のモーターを回しているのです。
ただ、モーターにかかる電圧や電流は、交流のうちに制御しているようですね。
「サイリスタ位相制御」と言います。
サイリスタとは、回路を高速で切ったり入れたりする装置です。
交流の電気には位相がありますから、その一部をカットして、見かけの電力、電圧を制御します。
どっかで聞いたことありません?
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
そう、「チョッパ制御」の交流版と言っても、過言ではないのです。
省エネの切り札・回生ブレーキもかかります。
※ 当時は回生ブレーキが生み出した電力を、運用するインフラに乏しく、811系では発電ブレーキが採用されました。
ただ、この制御方式の電車は、あまり多くありません。
すぐに次の世代、VVVFインバータ制御に、行ってしまいましたから。
交流のVVVFインバーター制御は、単相の交流を受電して、直流に変換してから、さらに三相交流にし、交流用の誘導電動機を回します。
方式としては全く異なる電車が、仲良く併結しているわけですね♪
降車。