仕事の話なんで、ぼかして書きますが…
算出する数字には、2種類ありまして。
1種類目の数字(A)は、直接成績になる数字。
2種類目の数字(B)は、それを後から裏付ける数字です。
Aを増やせば成績が上がりますが、それに伴ってBが増えてかないと、Aは根拠を失ってしまい、後からいろいろ言われてしまうわけです。
しかし、ウチのシステムでは、自動的にはAとBを、関連づけて表示することができなかった。
1回ぽっきりのAと、Aに対して積み重ねていくBでは、データの性質が違います。
性質が違うデータを、一つの表にして表すことは、実は意外と難しいのです。
そこで、AとBを一つの表にして、両者を比べられるようにする表を、Excelで作りました。
ExcelVBAなら、柔軟性のある表が作れるわけです。
それに、A、Bとも、個別にCSV出力が可能でした。
両者を取り込んで、加工して作表、ってのは、ちょっと手間ながら、いつもやってることの延長なわけです♪
作表では、Aと、Bの合計と、その足され方がわかるようにします。
Bの合計が、Aを上回っていれば、とりあえず担当者の見込通りにいったことになります。
しかも、Bが足された年月のデータもあるので、いつのデータが欠けてるかもわかります。
表自体は、作ったのはもう、1年半も前の話でした。
その当時も、「すごいね~」とは言われましたけど、何となく、放置された。
使い道が、なかったんです。
ところが最近、Bの入力率が、落ちていて。
「Bの入力状況を知り、芳しくない案件に督促を出せ!」との指令が、下ったのです。
即座に、この表の活用を思いつきまして。
1年半前の表ですが、当時も、活用方法を模索していました。
実はAとBを当て込む表の他に、当該月が未入力な案件だけピックアップして、担当者別に並べ替える仕組みまで、作ってあったんです。
今回施した改造は、集計対象の調整だけ。
十数分で、改造は完了しました。
あとは、運用ですね。
名前順になった、各所見案件を切り出して、警告メールに添付して、送るだけ。
かなり機械的な作業で、難問がとりあえず、解決されました。
ホント、いつ何時、何が役に立つか、わかりませんね~!
ラッキーであり、過去の僕に感謝!でもあるわけですが、教訓が一つ。
今回のプログラムが役に立ったのは、元々のコンセプトもあるし、労力をかけたこともあります。
でも、それだけではお蔵入りになってしまった。
そう、今回、運用を工夫して、初めて役に立ったんです。
特にプログラムなんて、実際に使われなければ、屁にもならない。
設計段階で、強力で具体的な目的があれば、運用もたいていは付いてきます。
でも、プログラムを作る目的が曖昧なことも、実は結構あったりするんです。
労苦をかけるなら、プログラムを作った先、運用部分もちゃんと考えとかなきゃいけない、とも言えるし、逆に、ちょっと上手く行かなかったからって、何かの拍子で急に役に立つことだってある、とも言えますね。
今回のプログラムだって、1年半ぶりに、日の目を見たんですから。