(敬称略)
ホークスファンとしては決して忘れてはいけない投手がいます。
斉藤和巳。
背番号66。
最初こそ怪我もあったり苦労しましたが、2000年代前半から中盤にかけて、ホークスのエースとして、もうそれは炎のような大活躍を見せました。
2003年には阪神の井川とともに、20勝。
投手では最高権威の賞・沢村賞を、2回も取っています。
これだけ活躍したのに!
ファンの印象に残ってるのは、恐らくこれでしょう。
2006年。
「プレーオフでの号泣!」
実は斉藤和巳は、プレーオフでは勝ちに恵まれず、この日も左腕の八木と投げ合って、0-1のサヨナラ負けでした。
しかも、この年のプレーオフは変則で、第2ステージの3試合目以降は、第1ステージ勝者のホークスの本拠地、ヤフードーム(当時)でできることになっていました。
そう、「福岡に帰れなかった」涙でもあるのです。
結局、ここで力尽きた形になって、その後は肩のリハビリを続けるも回復せず、退団。今は解説者を務めています。
それでも、投手の兄貴分だ斉藤和巳が、精神面で残した貢献も大きく、それはきっと、伝統として今のピッチャーたちが、受け継いでいることでしょう。