(敬称略)
御子柴進。
背番号56。
読みは「みこしば」です。
長野、特に岡谷や伊那に多い名字で、松本でもよく見かけました。
そう、彼は塩尻の出身。
松本工業高校から阪神タイガースへ入団して、15年間も活躍した選手です。
右サイドハンド、変速投法の投手です。
横手投げでも速球を投げる投手もいますけど、彼はコントロールで勝負するピッチャー。
リーチを存分に生かし、体全体を使って、低めのいいところにビシッと!決めていましたよ。
記録には、あまり縁がなかったかも知れません。
でも、ここぞと言うときのリリーフ、時にはロングリリーフもこなし、ローテが苦しい時には先発も埋めるなど、ユーティリティな使われ方をされましたが、それも、常に一軍にいればこそ。
首脳陣にとってもファンにとっても、ありがたい存在の投手でした。
そう、僕にとっても。
長野のゆかりがある選手だし、もちろん、気になる選手でしたよ。
今までファンになった選手で、
原辰徳は「憧れ」。かっこよかった!
打たないと、ひねくれて見たりね。
佐々木誠は「応援」でしたね。
チームが弱かったから。
でも、御子柴だと地縁が入るからか、見るとハラハラドキドキ。
打たれるのを心配しながらだったり。
特別な感情が、入ってましたね。
同時期見ていた横浜フリューゲルスもそうだし、もちろんホークスもそう。
鹿児島出身の力士とか、追手風部屋の遠藤関もね。
僕にとって、地縁というのはとても大きいのです。
まんま「おらが街の…」だけど、自分に縁があった土地に、縁があるチームや選手は、やっぱり気になりますね~。
新しいスポーツでも、自分の土地(あるいは日本)出身の選手がいると、俄然感情移入がしやすくなります。
…僕、単純なのかな?
僕は、それでいいって思ってますよ!