(敬称略)
この人を、挙げさせて下さい!
福岡ソフトバンクホークス、福田秀平。
愛称「福ちゃん」
背番号37!
彼も前回の明石と同様、常時レギュラーとまではいかないかも知れません。
でも、内外野をこなし、足もある。
時には力強いバッティングで、チームに勝利をもたらす。
ホークスの“福男”です。
確かに、コンスタントにってとこまでは、いってないかも知れません。
でも、時に彼はものすごい大きな仕事をします。
リーグ優勝を決めた試合で、タイムリーを打った上に、最後の難しい打球をスライディングキャッチ!するなど、心に焼き付く活躍が多いです。
上の写真も、東京ドームでの鷹の祭典で、鮮やかなタイムリースリーベースを放って、ヒーローになりました。
そう、僕が仕事を終えて、ちょうど駆けつけた矢先に打ってくれましたから、そりゃあいい気分で、観戦できました♪
2006年の高校生ドラフト1位ですから、もう11年目。
すっかり息の長い選手になりました。
でも、最初の内野手では、鉄板の遊撃手・川崎宗則を抜くことが出来ず。
出場機会を求めて、外野に新天地を求めました。
そのチャンスは2010年、センタースタメンという形で回ってきました。
確か打撃ではタイムリーを打って、活躍したんじゃないかな?
でもどういうわけか、終盤までセンターには打球が飛んでこなかったんです。
実は福ちゃん、まだまだ急造外野手で、センターの経験もほとんどなし。
ガクガクブルブルで、守備位置に立っていたことでしょう。
7回、ラインドライブがかかった難しいライナーが、福ちゃんを襲う!
「ヤバイ!」って思った矢先、福ちゃん転倒!後逸…。
城所に交代を命じられ、悲喜こもごものデビューとなりました。
あの時、前半に1本でも、イージーなセンターフライが上がっていればなぁ~
後から、思ったものでした…。
でも、今やギータや上林に対しても、守備固めで出場するぐらいの腕!
守備力はもう、誰もが認める選手になったのです。
あのセンターライナーがあったから、歯を食いしばって守備力を磨いたのかな?
代走に関しても、こんな「日本記録」を持ちます。
「32連続盗塁成功」
レギュラーではありませんから、代走などで何年も積み重ねた記録です。
代走で出る時なんて、盗塁、帰塁を含めて、絶対アウトになってはならない場面がほとんど。
そんな中、警戒される中で、果敢に走って打ち立てた、非常に価値のある記録です。
ちなみに、33個目は何と三盗を企画。
ゆうゆうアウトになって、記録は途絶えています。
最初、彼らしいな~とも思っていたんですが、もしかしたら、首脳陣がわざと命じたのかも。
新記録は達成したんだから、余計なプレッシャーから、福ちゃんを解放するためにね。
プレッシャーといえば、初めてのヒーローインタビュー!
いつだったかは忘れましたが、それがもう、ガッチガチ!!
一体何を言ってるのか、わからない。
酷いインタビューデビュー?になってしまいました。
今やすっかり慣れて、インタビューもそつなくこなすようになりましたが、こうやってエピソードをたぐっていくと、どことなく、くすぐるものを持ってるんですよね。
もちろん能力も実力もあるんだけど、どこかほっとけない。
不思議な魅力が、あるんです。
そう、
「愛すべき、福ちゃん」
なのですよ♪