気動車。
鉄道の車両です。
熱機関で自走が可能な、客貨を搭載出来る車両、だそうです。
熱機関は、かつては蒸気動車もあったし、ガソリン動車もありました。
実用化しなかったけど、ガスタービン車も。
ほぼ、航空用ですね。
今はほぼすべて、ディーゼルカーです。
(ハイブリッド車はどっちかな?)
ちょうど今、磐越東線を郡山へ向けて、走行中です。
山を越え
川を越え
1時間半の、汽車旅です。
僕の気動車との出会いは、相模線。
でも、乗ったのは1回きりで、本格的に気動車を利用したのは、鹿児島へ行ってから。
最寄りの日豊本線からは、非電化の肥薩線、吉都線、山野線、大隅線、指宿枕崎線などへ直通する列車が、多く走っていました。
半分近く、気動車だったんじゃないかな?
自ずと、気動車に親しんだわけです。
エンジン音も、独特の臭いも経験しました。
エンジンは古いのが多くてね~
味が、ありました。
カランカランカランカラン…、ってアイドリング音も、旅愁をそそりました。
最近はエンジンも近代化して、バスに似てきましたね。
でも、決定的な違いがあります。
ガタン、ゴトンってジョイント音もありますが、もう一つ。
気動車は液体式、という方式が多いですね。
液体式変速機で、エンジンの力を車輪に、緩やかに伝えます。
この部分は、オートマに近いです。
発車しばらくは、この「変速」でないと、車軸が壊れてしまいます。
鉄道車両は数十トン。
重いのです。
スピードが乗ってくると、運転士さんはモードを変更、変速機を介さない「直結」にします。
一瞬、エンジン音が途切れて、再び加速。
エンジン音が変わります。
さらにスピードが乗ると、運転士さんはエンジンを切ってしまいます。
摩擦の小さい鉄路です。
惰性でも十分走るのです。
この「変速」「直結」「切」のリズムは、バスにはない、気動車独特のものなのです。
もちろん、長く走れば再加速もするし、坂が続けばエンジンはかけっぱなしになります。
そう、気動車は生き物のよう。
この辺りが、気動車の旅の面白いところであり、たまに乗りたくなったりするわけです。
そんなことを書いてるうちに、着いたみたいですよ!