東西線用の、東京メトロ15000系です。
この馬鹿でかい扉!
ワイドドア編成です。
かつて、混雑緩和のために、多扉車が何例か、採用されました。
確かに、扉の面積が広くなりますし、ドアエンジンも増える以上、扉が開く時間も早い。
いいことずくめに見えますが、実は整列位置を乱す、って欠点がありました。
扉が増える以上、全部の扉の位置が変わります。
全部統一すればいいですが、そこまでの投資ができたのは、JRぐらい?
従来車と多扉車を混用すると、扉の位置が揃わないのです。
それを嫌って、東西線と、あと小田急では、ワイドドア車が採用されました。
確かに、扉が開く時間がかかる、って欠点はありますが、整列は乱れないですね。
最近は、ある決定的な理由により、多扉車はそのほとんどが、役割を終えることになりました。
駅での人身事故防止の切り札「ホームドア」を、設置しにくいんです。
車両によって扉がずれるのでは、従来のものは使えず、やるとしても特殊構造になってしまいますから。
こんな手も、ありますけどね…