寄り道を。
青梅街道から、南へ。
有名な交差点ですね。
新宿警察署裏交差点。
円弧状の梁を、幾つもの柱で支えています。
かなり変わった構造で、ちょっと近未来なような、独特な雰囲気を醸す交差点です。
真下に来ると、こんな風になってるんですよ。
ライトが埋め込まれてるんですね。
新都心・新宿ですから、近未来を演出しようとした?かどうかはわかりません。
でも、この辺りの地形を見ると、結構必然だったりするんですよ。
というのも…
この交差点、通常の十字の交差点ではなく、南北・東西の道路とも、この交差点で角度がつき、曲がっているんです。
地図は載せませんが、実はかなり複雑な交差点なんです。
四つ角の割りには。
通常、信号機は表裏につけて、両方向の交通に対して、信号を出しますが、道路はこの交差点で曲がっているので、裏に信号機をつけても、反対側の車からは、正面に信号機が見えないんです。
つまり、ポールで信号機を設置しようとしたら、通常の倍、8本のポールを立てなければなりません。
非常に、効率が悪いんです。
なら、「いっそのこと、交差点上に円形の梁を渡して、それぞれ適切な場所に、信号機を設置しよう」ということになったんじゃないでしょうか?
そう考えると、理に適っています。
「新宿警察署裏交差点」なんて、名前は硬いですが、かなり丸い、柔軟な発想で、この交差点は生まれたんじゃないかなって、思いますよ。