尋ねる時に、「何屋?」なんて、言ったりします。
実は、2つ意味があって。
1つは、お店の種類。
仕事ですね。
八百屋さん、お魚屋さんなどの他、「電気屋さん」「修理屋さん」「旅行屋さん」など。
「警察屋さん」と言ったら、シャロSさんに笑われましたが。
「警察・安心」を、売ってますよね♪
もう一つは、「屋号」。
かつては庶民は名字が持てなかったので、識別の必要性から、屋号が生まれたそうです。
確か、松本にいた頃にあった、「郷原宿」の家々に、屋号が掲げられていたんですよね。
新しいものでした。
家々は、もう普通の民家なんですが、かつての歴史を忍ばせるようでしたね。
あと、「屋号」と言えば、歌舞伎とか。
「成田屋」なら、市川家、「成駒屋」なら、中村家などと決まっていて、役者が出てくると、
「よっ!成田屋!!」とかって、声がかかります。
観客が声を出すのって、世界的に珍しいんじゃないですかね。
これが落語になると、住んでる町名を言うんだそうです。
でも、各地町制施行が進み、黒門町は今、上野一丁目から三丁目の一部。
「『よっ!上野三丁目!!』なんて、味気なくってしょうがねぇや!」なんて、これもネタにしちゃう所が、落語の面白い所ですね。
ちなみに…
「一丁目、二丁目」ってのは、つきますけどね…。