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書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

出世部屋-浅間ハイツの記憶…

今週のお題「間取り」

 

「浅間ハイツ」。

松本市浅間温泉にあった、学生向けの集合住宅です。

100室近いキャパシティがあり、当時は部屋は6畳弱、ベッド付き、暖房完備(冷房なし)、食事あり(注文制)、バストイレ共同、というスペックで、学生に宿所を提供していました。

 

学内ではいろいろ噂がありましたが、それでも学生寮(こまくさ寮など)に比べたら、遙かにきれいで、門限もありません。

風呂は実は大浴場で、温泉ではないものの、広々と脚を伸ばせます♪

住んでみると、なかなか快適な宿所でしたよ。

 

長らく男性専用でしたが、後に女性も入れるようになったと記憶しています。

今は、もうないかも知れません。

 

松本の学生、信州大学生ですが、ある特性があって。

信州大学って、1年の教養部は、全員松本で学びます。

しかし、工学・教育は長野市、繊維は上田市、農学は南箕輪村と、1年で移っていくんです。

そのため、宿所は非常に入れ替わりが激しい。

逆に言えば、1年と割り切って住むには、非常に勝手が良い宿でした。

 

宿所としても、それを前提として、毎年募集をかけていくわけです。

 

“在松”といいますが、4年間(6年間)松本で学ぶ、人文、経済、理学、医学は、浅間ハイツに残れるんですが、バイトとかで稼いで、別なアパートに移る人も多く、残る人の方が、少数派でしたね。

そういう人たちに、バイトの声をかけ、電話番をさせたり、引っ越しの入れ替わりを手伝わせたりしたわけです。

 

そうやって、経営者と近くなっていくと…

住人が入れ替わるタイミングで、自らも部屋を移ることが出来るんです。

 

実は、部屋はみんな同じかというと、そうではなく。

例えば、x01号室やx20号室は隅でしたから、人気がありました。

逆に、階段の近くを好む人も、いましたね。

エレベーターはありませんから、楽な下層階を好む人も、いたと思います。

日の当たらない北側に、1部屋だけ、広い特別室があり、長らく医学の先輩が、住んでいましたね。

 

また、建物はL字形になっていたので、x01~x04号室は、南向きじゃありませんでした。

そして、x05号室は角部屋で、部屋はわずかながら広いのです。

 

僕も、最初は514号室でしたが、次に1階降りて413号室になり、後半3年間は、405号室をゲットしていましたね。

長くいると、部屋も出世するわけです。

 

もちろん勉強もしましたし、料理や趣味、日常生活など、いろんなことを体験、学んだ部屋でした。

ほんのちょっとの余裕ではありますが、部屋は空間なので、感じ方はやっぱり、違ったと思いますよ。

 

なんたって、「自ら勝ち取った陣地」でもありますからね~!

 

 

表は、今住んでいる家の思い出を。

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com