Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

山の日の記憶…

(敬称略)

前の記事で話題にした、「山の日」。

今年は8月10日ですが、実はオリンピックの閉会式が予定されていたので、1日ずらしたそうで。

オリンピックは、海の日とスポーツの日に始まり、山の日で終わる予定だったんですね。

今年は、祝日だけが残りましたが。

 

そう、本来は8月11日です。

「山に親しみ、山の恩恵に感謝する日」なんだそうですが…

実は、この日に山関係の何かがあったわけではないそうで。

そういう意味では、根拠に乏しい祝日ですね。

 

山と言えば、僕でも思い浮かぶ人が、2人。

深田久弥植村直己

 

このうち、植村直己はどちらかと言えば、海外の活躍が多いかな?

五大陸最高峰登頂は、8月26日ですが、日本の祝日にするにはちょっと、でしょうね。

ちなみに、生誕は2月12日、没は2月13日(交信が途絶えた日)なので、どちらも、祝日にして何かにつなげようとするには、不都合でしょう。

冬ですし、何より「建国記念の日紀元節)」と近すぎます。

 

日本の山岳界への貢献としては、深田久弥でしょうね。

日本百名山の選定、登頂は、あまりにも有名です。

 

その深田久弥の没は、茅ヶ岳登山中に脳卒中を発症し、亡くなっていますが、この日は3月21日。

春分の日と重なる可能性がある日で、祝日にはしづらいです。

そもそも、山で亡くなった日を祝日にするってのも、どうかと思いますよね。

 

じゃあ、生誕はというと、1903年3月11日。

今となっては、絶対に祝日には出来ない日です。

 

多分、祝日制定のお役人さんも、きっといろいろ考えたんでしょう。

難しいと具申したものの、「海の日が祝日なのに、山の日が祝日じゃないのはおかしい!!」って、山派の議員さんに押されて制定したのが真相、なのかも知れませんね…

 

ちなみに、「お盆休みを広げる」目的なら、8月12日でも良かったんですが…

実は1985年のこの日に、日航機が御巣鷹山に墜落、520名が亡くなっています。

8月12日も、山の日には絶対に出来ない日、でしょうね。