Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

背番号19の記憶…

(敬称略)

平田薫という選手がいました。

いま、普通にWikipediaを引くと、仙台出身の女性タレントが出てきてしまいますが、巨人ほかに同名の選手が在籍していたんです。

もちろん、“男”ですよ!

 

残念ながら、常時出る選手ではありませんでした。

しかし、「左ピッチャーにはめっぽう強い」って特技がありまして。

ここぞという時の右代打として、一世を風靡したんです。

 

時には決勝打を打って、スポーツ紙の一面を飾ることも。

「七夕男」なんて言われました。

 

1998年まで現役で活躍しましたが、横浜大洋に移籍してからは、レギュラーで活躍することもあったようで。

それでも130試合(当時)、常時出ることはありませんでした。

 

ただそれでも、常に一軍に帯同して、チャンスが来れば、お呼びがかかる。

これって、すごいことだと思うんです。

首脳陣が、置いときたいと思ったから、一軍にいたわけで。

 

一芸に秀でる選手は、レギュラーは厳しいかもしれなくても、一軍に帯同することは出来る。

活躍するチャンスを確保することが、出来やすいんだと思います。

でも、それだけではダメで、チャンスを活かし続けてきたから、長く一軍で活躍できた。

首脳陣やファンの信頼も、勝ち取れた。

記録も残りますが、記憶にも大いに残った選手ですから、大成功だったと思うんです。

 

中には1年だけ活躍して、それだけで球界を去ってしまう選手もいますが、それだって、その“一世を風靡”することが、どんなに大変なことか。

 

やっぱり彼らは、類い希なる才能の、持ち主たちなんですね。