Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

通過2本…

帰り。

小田急で帰りますが…
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通過2本!

こんな時間に、上りの特急が、2本も!!

 

小田急は長年取り組んで、難工事も訴訟対応もして、長大な複々線を開設しました。

多くの複々線が、路線別(緩急を並べる)だったり、方向別でも緩行線を内側にするところが多い中で、小田急は急行線を内側、緩行線を外側にする方式で、開業しました。

 

この方式だと、緩行線が必ず相対式の大きな駅になること、緩行線の短距離折り返しに大がかりな設備が要るなど、方式としては高価になります。

 

でも、小田急にはこんな夢があったそうです。

「特急ロマンスカーを、もっと多く走らせたい」

「出来れば通勤時間帯にも、ロマンスカーを走らせたい」

 

東武は内側緩行線、外側急行線ですが、真ん中に島式ホームが入るため、緩急ともどうしても、S字になります。

急行停車駅も通過するスペーシアは、外側の方がキツいS字カーブを、減速しながら通過しなければないません。

 

小田急ロマンスカーには、これがないわけです。

急行線に、不規則なカーブは少ないです。

 

東武日比谷線からの直通が、多くは竹ノ塚や北越谷で折り返しますから、内側緩行線が適し、特急や急行の所要時間を稼ぎたい小田急は、内側急行線を採用したわけですね。

 

事実、今までなかった、6時台とか8時台とかにも、上りロマンスカーが走りますね。

特急券収入がある列車だし、定期利用者が多ければ、安定した収益を上げられるでしょう。

 

難工事でしたが、夢は、実現したんでしょうね。