草加駅にて。
車掌さんに、どっかのお客さんが、尋ねていました、
「越谷までは、どっちが早いですか?」
車掌さん「う~んどうだろう…」
別に、車掌さんが悪いんじゃないんです。
これ、ものすごく難しい質問なんですよ!!
急行、準急が走る「急行線」、各駅停車が走る「緩行線」の、2線が存在します。
急行なら、途中は新越谷のみの、2駅。
各駅停車は、5駅あります。
「なぁ~に!、急行が先に着くに、決まってるよ!」って、思うでしょ。
どうしてどうして!
確かに、同時に出れば、急行が先に着きます。
でも、緩急2線は独立して存在しますから、途中駅で通過待ちってことが、ありません。
なので、各停は待たされることなく、マイペースで先を目指せます。
しかも、急行準急は草加駅で、さらに速い特急を先に行かせることもあるので、各停が先に出発して、逃げ切ることも!
ダイヤの具合、遅れ具合など、様々なことを考慮しないと、この難しい問いには、答は出せないんですよ。
僕は各停の2つ目、新田駅で降りますけどね。
この各停は急行には抜かれず、後から急行線に特急が来たので、この勝負なら、各停の勝ちですかね。
次の蒲生で、乗降に戸惑ったりすれば、後続の急行が追いつく場合もあります。
ちなみに、かつては…
「運転手さんに行き先聞いても、わからないこともあるよ。
自分の仕事分は知ってるけど、その先は知らないから」なんて言われたことがありますが、丁寧に教えていた運転手さんも、いましたね。
ただ…
本当はあんまり、運転士さんには聞かない方が、いいかもしれません。
運転士さんが第一に守るべきものは、「安全」ですから。