たまたま、この曲がかかったんです。
「小さな喫茶店」!
ドイツのコンチネンタルタンゴで、日本に紹介されたのは、戦前(戦中かな)。
いろんな歌手が、カバーしています。
かかったのはもちろん、遊佐未森さんですけどね。
「お茶とお菓子を前に、一言も喋らず」
有名な、歌詞ですね。
憧れの異性を、前に。
こういう時って、何か話すのって、怖いですよね。
相手の反応が、わからないから。
「そんなこと考えてるの?」って、馬鹿にされるかも知れないし、軽蔑されるかも知れない。
機嫌を損ねることだって、あるかもしれないから…
言葉を選んで、選んで…
でも、結局何も、いい言葉を思いつかなくて…
結局、黙ってしまった…
周りから見れば、微笑ましいですけど、本人たちは必死ですよね。
で…
「ただ向き合っていただけ」
無為な時間…
でも、二人はそれでも、幸せだったのかも知れませんね。
二人だけの時間を、持てただけでも。
この曲を、巨匠(母)が聴いて。
もちろん、知っている曲です。
こんな話を。
今日見たドラマらしいんですが…
老夫婦が2人で、喫茶店に行ったそうで。
奥さんが誘って、旦那さんが付き合って。
年甲斐もなく…
席について、お茶とお菓子を前に…
「一言も喋らず!」
2人をつなげるような話題もないし、日常だとありふれた話ばかり。
子供の話でも、ネガティブな話ばかり…
自分が子供の頃の話なんて、とても…
結局、喋ることが、何にもないらしくて。
気まずい時間が続いて…
全然、楽しくなんかなく…
帰ってきたら、旦那さんは解放されたように、スッキリしてたそうですよ。
まぁ、5x年も夫婦をやってると、こんな感じなんでしょうね。
ウチも、そうなのかな?
とは言え…
今は若い人でも、「一言も喋らず」ってことも、多いですよね。
両親が入ったそば屋に、後から入ってきた、若い職人グループ。
席に着くなり、みんなスマホとにらめっこ。
ほとんど、会話はなかったそうです。
まぁ、仕事仲間なら、仕事中に必要なことは、話してるんでしょうけどね。
プライベートのつながりは、何もないのかな?
まぁ、僕も会社の人に、プライベートはほとんど、明かしてませんけどね。
仕事から親友になった、「相棒」は、相当特別な存在です。
…っていうのは、もう5年以上前の話。
今は…
コロナで、「黙食」なんて時代に。
「一言も喋らず」って歌詞も、時代と場合によって、いろいろな解釈になりますね。
なかなか、面白い会話になりましたよ♪