十三夜です。
十三日月ですが、陰暦9月13～14日の月を「十三夜」と称して、特に愛でます。
わずかに、左側が欠けますね。
でも、美しい月です。
日本人は、こういう「わずかに不完全」な所に、美を見いだしたりしますよね。
「十三夜」を愛でるのは、日本独特の風習だそうで、醍醐天皇が、この日に月見の会を催し、特に月を賞賛したことから、この風習が生まれたと言われます。
隣に、明るい月が。
どうやら、木星のようですね。
マイナス2.9等だと言いますから、非常に明るく光ります。
旧暦8月15日の「十五夜」と、この「十三夜」は、セットで愛でるものと言われます。
片方しか見ないのは「片見月」と言って、縁起が悪いとも言われるそうですよ。
実際、十五夜の頃は結構、台風が来るので、月が見えない年が多いです。
十三夜の頃の方が、気候が安定して、月は見えやすいようですね。
一種のリベンジ？の意味も、あるのかもしれません。
ただ、今日は雲が多く。
ちょっとズームを引いて、こんな絵を。
雲を被る月も、それはそれで、なかなか美しいものですよね。
