裏は、ちょっと変化球で。
SFはSFでも、「Stored Fare」で!
「Stored」は、「保存」という意味だそう。
「Fare」は「運賃・料金」で、プリペイドカードに金銭的価値(今で言う電子マネー)を保存しておいて、運賃等の支払いに利用することを言います。
横浜支社のが、中心ですね。
それまで、券売機で磁気カードから金額を減算して使う、「オレンジカード」はありましたが、この「イオカード」は、直接自動改札機に通せたのが、画期的でしたね!
私鉄も、「パスネット」という連合を組んで、同じようなサービスを行っていました。
これは小田急!
小田急は割と積極的で、「ロマンスカード」という名前で、カードを売っていました。
ロマンスカーでも、記念カードが買えた時代がありました。
東京メトロは、「SFメトロカード」
言葉違いですが、ちょっとSFチックの想像もしたり、なんかして!
舞台は、地下ですしね!
実は「パスネット」だと、他社のカードも使えたし、乗り継ぎも最大5社まで出来ました。
乗り換え改札も通れましたし、改札なしでつながっている会社同士も、ちゃんと精算できました。
こんな改札機も、生まれましたね!
緑色の自動改札機は、カードを2枚同時に投入できました。
残高が少なくなったカードに、新しいカードを継ぎ足して、自動改札機を通れたんです。
これなら、無駄が出ませんよね!
大手ではない、りんかい線とかゆりかもめとかも、参加していました。
りんかい線はJR系ですので、イオカードとパスネットの、両方に参加していましたね。
会社によっては、1000円券が使い物にならず、3000円券がよく売れた会社も。
運賃が高いと、1000円券では往復も出来なかったりします…
それまで、券売機で料金地図を見ながら…って手間がなくなったのは、非常に利便性を向上させました!
券売機に並ぶ必要さえ、なくなりました!
ただ…
みんな、圧倒的に料金を見なくなりましたね。
そのうち、料金をどれだけ払ってるのか、わからなくなったりね。
今は、もう売られていません。
ICカードに移行したのと、会計ルールが変わって、プリペイド部分が負債扱いになったので、カードを売っても不利になったことが、大きかったそうです。
(IC:Integrated Circuit)
ちなみに、今のICカードにも、この思想は受け継がれていて、乗り越し精算は自動改札で可能!
自動ででSF部分から、差し引かれますね。
今はさらに、買い物が出来るようになったり、ロッカーの鍵になったり!
いろいろ、便利になったものです…
表は、正攻法で!