昨日、ふるさと納税で届いた小玉すいかに、こんなシールが貼ってありました。
「ピノ・ガール」
なんでも、奈良県の「ナント種苗株式会社」という会社が開発した、
「種が1/4の大きさで、そのまま食べられる!」小玉すいかなんですって。
「マイクロシード」というそうです。
真っ二つに!!
確かに、種は目立たないですね。
何でも、「種をほじくり出す(飛ばす)のが面倒で、すいか離れが起こった」というデータがあるそうで、「それなら種を小さくして、食べちゃえばいいじゃん!」って発想になったようです。
まぁ、「種なしすいか」ってのは、あるんですよね。
でも、実はホルモン処理で種をなくすので、手間がかかるそうで。
どうしても割高になります。
さらに、一株につく、実の数が少なくなるという欠点があるそうで、日本ではあまり普及しませんでした。
「そんな高いぐらいだったら、種ぐらいあったっていい」と考える消費者が、多かったですから。
でも今は、やっぱり面倒くさい部類に、入るのかな?
僕なんかは、こうなるでも、種を食べちゃう方が、多かったですが。
昔だと、「盲腸炎になるよ」なんて、言われましたけどね。
こうやって、農作物も進化するんですよね。
今は小玉すいか全盛ですが、昔は大きなすいかが当たり前でした。
新潟にある、父の実家に行くと、家の裏に清水が湧く溜池(「たな」って呼んでました)があって、そこにすいか浮かべて、まるごと冷やして!
美味しくいただきましたね~!
でも、家庭用の冷蔵庫に、すいかを入れるのは大変で。
いつしか、小玉すいかが流行るようになりました。
そう言えば、「四角いすいか」ってのも、ありましたね。
これは確か、四角い型に入れて育てたんですが、意外と受けませんでした。
家庭では、四角いすいかが箱で届いても、取り出しにくいし、食べにくかったんじゃないかな?
丸いすいかだと、首を丸く動かして、食べられますしね~!
こうやって、進化の過程を見ていくのって、面白いですね。
必ずしも上手くいったものばかりではないところに、人間らしさを感じます。