昔やったRPG「ハイドライド3」(T&Eソフト)にはいろいろ罠があって。
こんなことも…
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
超強力な、ランプ用のオイルかと勘違い、思いっきり騙された、苦い思い出があります…。
そう言えば、こんなことも。
前提として、こんな知識を。
このゲームは、全てのアイテムに、「重量」が定められています。
また、主人公には「持てる重量」、「使いこなせる重量」というのがあり、持てる重量を超えると動きが鈍くなり、しまいに動けなくなります。
敵を倒して得られる金貨にも、重さがありますから、フィールドで金貨にまみれて!?、冒険中に動けなくなることも、あるのです。
一方、「使いこなせない」重い武器は、効果が恐ろしく下がります。
このゲーム、敵を倒すと金貨が手に入りますが、これも、貯まれば結構な重量になります。
本当は、各地に銀行が開設予定だったそうですが、諸事情で実現しなかったので、代わりに「両替機」という、不思議なアイテムが登場してましたね。
金額はそのままに、総重量を調整、最適化するアイテムでした。
紙幣にはなりませんから、劇的には減りませんでしたが…
で…
ゲーム中盤の、ダンジョン。
例の、足元をランプで照らす、洞窟です。
この中にも、幾つか宝箱があります。
いろんなものが入っていますが、奥の方にある宝箱に入ってるのは…
鎧?
宝箱を開けて、入手!
…したんですが。。。 !!
「一歩も、動けない!!」
何これ??
調べたら、これは「銀製の鎧」!
20kgもあるんです!
このダンジョンに来る頃の、主人公の持てる重量は、10kgぐらいだったかな?
持ち物を全て捨てても、動くことすら出来ない!
結局、泣く泣くこの鎧も、捨てざるを得ないのでした…
ちなみに、この時点よりもう少し先で手に入る、鋼製の鎧は、10kg。
銀製の鎧は、比重的に、不条理に重い!(鋼:8程度、銀:11)のはともかく…
性能的には、防御力は倍、あります。
ありますが…
ダンジョンから、出られないんじゃぁねぇ…
でもこれ、初めて取るときは、重さなんて(そもそも宝箱の中身なんて)、わからない。
取って初めて、重さと、ことの重大さに、気づく!
全ての持ち物を捨てないと、ダンジョンはおろか、一歩たりとも動けないと…
最初から、罠としてセットしましたね…。
ちなみに…
この時点では宝箱を開けず、主人公をエンディング直前ぐらいまで育てて、また来れば、持てる重量は30kgを超えたと思います。
ある程度、持ち物やお金を整理すれば、この銀の鎧でも、持ち帰ることが可能になります。
装備することも出来ますし、持って帰れば、売却も出来ます。
ますが…
この頃になると、もっと軽くていい武器があります。
なら、売却ってことになりますが…
正直、銀の鎧を持ち出せる頃だと、お金なんか要らない。
敵を倒せば、金貨はどんどん入ってきちゃうし、逆に使い道は乏しくなってきているので、お金なんかむしろ、あり余ってる!!
「計画的にお金を減らすため」、高額のぼったくりバー(!!)に、通う毎日なんです。
注:金貨を含めた持ち物は、1つずつ捨てるか、全部いっぺんに捨てるかの、選択肢しかありません。
さすがに、1000$硬貨を一気に捨てるわけにもいかないし、かといって、ちまちま数百の硬貨を捨てていくのも…
なので、60000$の「ぼったくりバー」は、1000$金貨を60枚ずつ、計画的に消費するための、重要な場所だったんですよ!
初めた頃に入っちゃうと、エラい目に遭いますが…
性能は極めて高いのに、これだけプレイヤーを振り回す武具も、ないと思います…