企業同士がコミュニケーションを取る手段として、電話、メールがあります。
でも、やっぱり実際に会って、お互いの意向を確かめ合うのも、とても大事です。
しかし、今はコロナ下。
ウチも、来客は禁止になっています。
そんな時に、テレビ会議アプリ「Zoom」があれば、画面越しではありますが、お互い会ったような感じで、コミュニケーションが取れます。
お世話になっているベンダーが、打ち合わせしたいというので、僕もZoom会議に、参加してきました。
こちらも、在宅時には部内でZoomを使っていますから、それなりの使い方はわかるんですが、ベンダーさんは、さすが手慣れてますね。
会議は滞りなく進み、画面共有機能を使って、資料で説明するなど、巧みでした。
独自の背景を使っている人も、いましたね。
Zoomとか、テレビ会議アプリって、得意なのはやっぱり、「会議」
会議とか、来客でもどちらかが主導権を取って話す場面に、向いています。
要は「司会」が要るんですよね。
話の流れを制御して、会話を1本に絞る役割の人が、必要です。
なぜなら…
Zoomといえども、実際の距離感など、音声以外の情報が含まれているわけではありませんから、話が2本以上になると、合成されてしまい、上手く通じないんです。
参加者の方も、自分が話さない場面では、ミュートして音を出さないことも、実は重要だったりします。
なので、みんながいっぺんに、ざっくばらんに話したい会、例えば飲み会なんかには、実はZoomは不向きなんですよ。
まぁ3人ぐらいまでなら、会話は1本しかあり得ませんが、それ以上でワイワイガヤガヤになると、会話が成立しなかったり、片方の人の発言だけが全体に通じたりとか、いろいろ難しいんです。
かといって、飲み会に司会を立ててやるってのも…
話に偏りが出来やすいし、司会にだって、技量が要ります。
そんな、話す順番を守っての飲み会なんて、楽しさだって、半減ですよね…
その点、人間の耳は、距離感とか関心度とかも加味して、聞きたい会話がよりよく聞こえるようになってる。
人間の耳は、複数の音源を聞き分けられる、非常に優秀な感覚器官なんですよ。
だから、BGMを聞きながら、人の会話を聞けたりするんです。
とは言え、やっぱり自分が無理に訪問して、相手の会社にコロナを移し込んじゃった…では、交流もクソもありませんので、しばらくはこの「Zoom」などのテレビ会議アプリが、ビジネスの主役になっていくんでしょうね。