Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

予算の秋…

今週のお題「○○の秋」

 

幾つもの営業部を、統括する部署にいます。

毎年1~2,3月ぐらいまでは、営業部の会議資料を作る仕組みを作るので、長時間残業や休日出勤を重ねて仕上げるのが、毎年の恒例になっています。

 

でも、今の時期にはもう一つ、大切な仕事があって。

当社は12月決算なので、9月から10月のこの時期、営業部の予算を作成するんです。

 

あ、もちろん、平社員の僕が、策定するわけではありません。

上司が策定するのを支援するための、資料作りです。

冬ほどじゃないですが、それなりに残業して、制作しています。

 

この仕事は、3年目かな。

最初は突き合わせ用の表でしたが、だんだん関わりが深くなって。

今年は予算を最終チェックする、本部長の資料も、僕が作ることになったから、大変!

今まで、補助的な資料だけだったのに、本部長が使うとなると!

この際なんで、いくつかの資料を統合して、一つのファイルで見せるようにすることになりました。

 

しかも!

統合するファイルのうち、それまで別の部が作っていたファイルには、既に退職したExcelのエキスパートがいて!

支店を切り替えるだけで、データが瞬時に切り替わるようになってた!

しかもそれを、本部長は予算会議で、リアルタイムに使っていた!

 

マクロでその都度データを引っ張ってくるヒマは、ないのです。

チャレンジでしたよ~!

 

検索時間を早めるために、データを拾いやすい形に修正、加工して、そのファイルに置くことに。

この部分には、マクロを使いました。

マクロでデータファイルを開け、取り込んで加工するまでは、マクロで予めやるわけです。

 

支店を切り替えると、値が変化するので、それを参照する数式が、一気に変わるようにしてあります。

プルダウンで選択するので、その部分はマクロを使ってます。

大区分の営業部が変わると、小区分の支店名のプルダウンは、内容を変えなきゃいけませんからね。

 

で、一週間前ぐらいに、形にして披露してみたんです。

直属の上司から、本部長に説明してくれたんですが…

 

「さらなる要望、来る!!」

 

あ、悪いことなんかじゃありません。

使う気があるから、要望が来るんですからね。

 

その時…

本部長が、「こうやって予算案を、作るんだよ~♪」って、上司に説明したらしくって。

使いやすいように要望を出す過程で、話したらしいんですよね。

 

実はこの案、実際に予算を提出する支店には、知らされない値。

支店が作ってきた予算に、本部長は各種表と長年の勘を元にした、独自の予算案を既に持っていて、「これくらいは出来るだろ!」って、ぶつけてくるわけです。

怖いですよ~!!

 

でもこれ、上司にとってはものすごく、興味持ってたことだそうで。

興奮気味に、要望を伝えてくれましたよ。

 

実際、企業の利用者レベルIT推進者(システムアドミニストレータ)だと、IT化の第一歩って、「既存帳票のExcel化」なんですよね。

ここまでは、概ね出来ます。

でも、「その表から、管理者や経営陣はどの数字を読み取り、どういう風に捉えて、どんな判断に活かしていくのか」

つまり、その表の「使い方」がわかったとき、技術者は数倍もの力を発揮します。

読み手である上司、管理者、経営者が、どのようなデータを求めているのかを踏まえた上で、データの収集、加工、表示能力を、最大限使えますからね。

 

言われた注文は、概ね実装しました。

上のような力、発揮できたと思います!